昌平女子サッカー部キャプテン津久井小夏さん「選手権では女子も全国一位」
8月3日、令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)決勝がJヴィレッジスタジアムで行われ、昌平(埼玉)が3-2で神村学園(鹿児島)を下し初優勝を飾った。 【フォトギャラリー】神村学園 vs 昌平 ここまで3度の挑戦で3度跳ね返されてきた鬼門の準決勝を突破し、初の決勝を迎えた昌平。決勝戦の舞台となった福島県のJヴィレッジスタジアムには2,000人を超える観客が詰めかけ、昌平サッカー部を中心とした応援団もバックスタンドで大きな声援を送った。 その応援団の中には女子サッカー部の選手たちの姿も。当日の朝に集合し、11頃に福島に到着したという女子サッカー部は、暑さにも負けず男子サッカー部を応援し、目の前で優勝を見届けた。 徳島県で行われた2022年大会で、主将として昌平を全国3位に導いたDF津久井佳祐(鹿島)の妹、津久井小夏さん(3年)は現在昌平の女子サッカー部で、兄同様キャプテンを務めている。小夏さんは「決勝という事で会場の迫力が凄くて、自分たちも初めての場で、良い舞台に来させてもらったなと思います。やっぱり全国の決勝という事もあって、緊張感も凄く伝わってきましたし、選手たちの熱い想いも伝わってきました」。県予選の決勝にも応援に駆け付けたが、全国大会の決勝は迫力と緊張感が違ったと話した。 学校ではキャプテンのMF大谷湊斗(3年)やMF本田健晋(3年)など、男子サッカー部のクラスメイトも多い。「グラウンドに立ったら目の色が変わって、選手たちが高め合って練習しているのを毎日見て刺激をもらっています」と、彼らの普段の教室での姿と、サッカーに取り組む姿を近くで見てきた小夏さん。 「自分たちはインターハイで負けてしまったんですけど、この試合を観て沢山学ぶことがあったので、次の冬にある選手権では女子も全国一位を目指して頑張ろうと思います」 夏の日本一に輝いた男子サッカー部が女子サッカー部に大きな刺激を与えたようだ。 (文・写真=会田健司)