DeNA 戦力外通告受けた大田の安打から2点先制!低めの変化球を鮮やか中前に スタンド大歓声 ファーム日本選手権
「ファーム日本選手権、ソフトバンク-DeNA」(5日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎) 初優勝を目指すDeNAが四回に戦力外通告を受けた大田泰示外野手の安打から好機を広げて2点を先制した。 4番・左翼でスタメン出場し、迎えた四回先頭の第2打席。カウント2-2と追い込まれながらも低めの変化球を鮮やかに中前へ運んだ。スタンドからは大歓声がわき起こった一打。その後、2死一、二塁から益子が右前にポトリと落とす2点タイムリーで生還。益子は「ヒットになってよかったですが、捕手として残りのイニングをゼロに抑えられるように頑張ります」とコメントした。 さらに七回先頭の第4打席では一塁への内野安打で出塁。直後に代走が送られてベンチへ退いたが、チームメートと満面の笑みでタッチをかわした。スタンドから惜しみない拍手も送られた。 大田は1日に球団から戦力外通告を受けていた。ファーム選手権前には大和らと横浜スタジアムを訪問し、関係者に別れのあいさつをおこなっていた。今季は3月に左太もも裏の肉離れで離脱。その後はファーム暮らしが続き、1軍出場はかなわなかった。