爆発直後の現場（26日　札幌市中央区）

26日、札幌すすきののビルで、営業中だったガールズバー『ミリオン』の店内で爆発が起き、20代の従業員とみられる女性と、30代から50代の男性３人が全身やけどを負った事件で、負傷した20代の女性は事件前、放火したとみられる男性から暴力を受けていたと警察に相談していたことがわかりました。 【写真を見る】ガールズバー『ミリオン』爆発火災 負傷した20代女性従業員“暴力を受けていた”と事件前に警察に相談 この爆発は、26日午後３時すぎ、札幌市中央区南５条西３丁目にある６階建て雑居ビルの２階で営業中だったガールズバー『ミリオン』で発生し、30代から50代の男性３人と、従業員とみられる20代の女性１人が全身にやけどをして、病院で治療を受けています。 関係者によりますと、やけどをした20代の女性は、店に放火したとみられる41歳の男性と札幌市内で同居していましたが、交際関係を解消し、11月上旬から別居していたということです。 さらに、女性はこの41歳の男性から暴力を受けていたと、11月に警察へ相談していたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。 この男性は、ガソリンのような液体をバケツに入れて持ち込み、店内にまいて、ライターのようなもので火をつけたということで、男性も全身にやけどを負い重体となっています。 警察は、この男性が放火したとみて裏付け捜査を進めるとともに、事件の背景に交際をめぐるトラブルがあったとみて、詳しく調べています。