チャールズ国王とカミラ王妃、クリスマスカードを公開 戴冠1周年のポートレートとともにメッセージ
クリスマスまであと2週間。チャールズ国王とカミラ王妃がクリスマスカードをお披露目した。 【写真】ロイヤルファミリーが贈った、21枚の心温まるクリスマスカード
英国王室は週末にインスタグラムを更新、国王と王妃の今年のクリスマスカードの画像を投稿した。使われている写真は2024年4月にフォトグラファーのミリー・ピルキントンがバッキンガム宮殿の庭園で撮影したもの。王妃はお気に入りのデザイナー、クレア・フィオナのデザインしたドレスにプライベートなジュエリーを合わせている。カードには「素敵なクリスマスと新年が訪れますように」とコメントが書かれている。
カードに使われたポートレートは、戴冠1周年の記念写真と一緒に撮影されたもの。国王と王妃は19回目の結婚記念日の翌日にこの記念写真を発表したが、この写真にはそれ以外にもストーリーが。国王は今年初めに前立腺肥大症の手術を受け、その治療中にがんが見つかったことを公表している。ちなみに王室は前立腺がんではないと否定しつつも、詳しい病名やがんになった部位については明かしていない。国王はその後、公務を休んでがんの治療に取り組んでいたが、4月にこのポートレートと共に、公務に復帰することを発表した。国王と王妃にとって、いろいろな意味で記憶に残る今年の1枚であると言えそう。
先週末、英国王室ではキャサリン皇太子妃が今年で4回目になるクリスマスキャロルを主催した。国王と王妃は皇太子妃のキャロルに一度も出席したことがないが、これは皇太子妃の存在感を際立たせるためだと報じられている。皇太子妃より高位のロイヤルが現れれば、マスコミ報道の一部がそちらに流れてしまう。そのため国王と王妃は毎年欠席しているという。
そのキャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子も、間もなくクリスマスカードを公開すると見られている。皇太子は11月に南アフリカを訪問した際のインタビューで今年1年を振り返ると「恐ろしい年だった。私の人生で一番大変だった年だろう」とコメント。皇太子妃や国王の病気に打撃を受けたと示唆した。「他のことをやり遂げ、すべてを軌道に乗せるのは本当に難しかった」。その1年を乗り越え皇太子妃も無事に公務に復帰した今、素敵なクリスマスカードを見せてくれるはず。楽しみに待ちたい。