篠塚和典氏、当初は社会人予定もドラフト直前に巨人から指名予告「長嶋さんから連絡」も喜べず
元巨人の篠塚和典氏(67=日刊スポーツ評論家)が24日、BSフジ「プロ野球レジェン堂」(火曜午後10時)に出演。ドラフト会議の裏話を披露した。 【写真】本紙インタビューで握手する長嶋茂雄氏と篠塚和典氏 銚子商2年時に夏の甲子園で優勝を果たすも、3年夏は県大会準決勝で敗れた。その後、75年ドラフト1位で巨人に入団するが「(高校の)監督とも話をして、ノンプロ。今のENEOSですよ、日石(日本石油)。うちの先輩も結構行ったりしてましたから、もうそこに決まってたんですよ」と、当初は社会人野球入りが決まっていたことを明かした。 しかし、ドラフト会議の約1週間前に事態は急変。「実はジャイアンツから『お前を指名する』って連絡が来た」と高校の監督から報告を受けた。それでも、篠塚氏は「僕は喜べなかったです。体力のこともあるし、ジャイアンツの練習って『巨人の星』(を見て)で育ってるから、ああいう練習にはついていけないなって」と話した。 さらに「ドラフトの当日になって『これは長嶋さんから連絡が来たんだ』っていうふうな話を聞いて。でも、まだ僕喜べなかったです」と当時の心境を振り返った。