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　三菱商事、三菱ふそうトラック・バス、三菱自動車の三社が共同出資するEv総合サービスプラットフォーム「EVNION(イブニオン)」が立ち上げられ、2024年10月1日にサービスを開始する。本日都内で記者向け説明会が開催されたので、概要をお届けします。 【画像ギャラリー】三菱系「EVの困りごと」よろず相談サービス「EVNION」発表資料(4枚) 文:ベストカーWeb編集部/写真:EVNION、ベストカーWeb編集部

■当面は充電器購入や電力プラン変更のアテンド、いずればEV購入の直接支援も

　現在、BEVを購入すると(個人、法人どちらも)「心配事」が多い。充電器はどうするか、設置するにしてもメーカーはどこがいいのか、電力プランの契約はどんなものがいいか、購入時の補助金や維持にかかる費用はどれくらいか、などなど、既存のガソリン車やHVよりも「よくわからないこと」が多い。 　「EVNION」が提供するのは、これまでそうした「EVにまつわるいろいろな情報」をまとめて提供する総合情報サイト(ITプラットフォーム)と導入支援(コンシェルジェ)サービス。 　具体的には、2024年10月1日にオープンするWebサイト「EVNION PLACE(イブニオンプレイス)」にて、EVを購入しようとしている人や企業、購入したてでいろいろと困っていたり知りたいことがある人や企業に対して、情報プラットフォーム＆よろず相談所が開設されるということ。 　これは可能性がありそう。 　会見で質疑応答に答えた「EVNION」窪田賢太社長によると、当面サービスの「中核」となるのはサイト内の「マーケットプレイス」とのこと。購入候補EV(もしくは所有EV)と居住地を入力するとこのサイトを通して(急速)充電器を購入すべく設置業者を撰ぶことができる。 　これまで三菱商事、三菱ふそうトラック・バス、三菱自動車、それぞれが顧客に対して実施していた(EVにまつわる)情報サービスを一元化したということ。 　もちろん三菱車以外のEVユーザーも利用可能で大歓迎とのこと。 　情報プラットフォーマーなので、収益はこのサイトを通して購入されるアイテムの掲載料や手数料によって得ていくとのこと。 　「当面は三菱自動車の新車販売店などでEV購入者にこのサービス案内してゆくことになると思う。ただEVの総合プラットフォームを目指しているので、徐々に整備を進めるとともに、ゆっくり浸透していけばいいなと考えています」 　とは同車の窪田社長。 　現在このサイトではEV自体は購入できないが、いずれはこのサイトで(三菱車にかぎらずトヨタや日産やテスラやBYDなど多くの)EVも購入できたり、どんなEVが自分の生活に合っているかお薦めしてくれる機能も実装していただきたい。