WOWOWで2025年1月に“神戸”特集 『べっぴんの町』『花の降る午後』『She's Rain』など放送
映画特集「震災から30年 神戸の記憶」が、2025年1月14日から17日にかけてWOWOWで放送・配信されることが決定した。 【写真】『She’s Rain』の名シーン 本企画では、阪神・淡路大震災の30年目の節目に合わせ、神戸の街を舞台とした映画を特集。震災前の神戸を切り取った3作品に、震災の爪痕をたどる映画を加えた4本で、風化させたくない記憶を新たにし、かつての神戸を懐かしむ。 1993年前後という震災に近い時期に、後に壊滅的被害を受ける地区で広くロケを行い、失われた風景を数多く収めた記録的意味合いを持つことになった青春群像劇『She’s Rain』、柴田恭兵演じる素人探偵が神戸の街を奔走する『べっぴんの町』、宮本輝の同名小説を映画化した神戸市制100周年記念作品『花の降る午後』、木村紺の漫画をもとに、東京で阪神・淡路大震災を知らずに育った女性が、引っ越し先の神戸で震災の傷跡を知り、当時被災した人々と触れ合うことで変わっていく『劇場版 神戸在住』の4本がラインナップされている。 担当者コメント 本特集の編成意図 この特集は、学生時代を神戸で過ごし、阪神・淡路大震災を経験した社員の提案から生まれました。地域全体で6,000人以上の方が亡くなり、中心地の神戸も壊滅的な打撃を受けた未曽有の大震災から30年。神戸の街は見事に復興しましたが、決して風化させてはならないという思いから、神戸を舞台とした映画の特集を企画しました。『べっぴんの街』『花の降る午後』『She’s Rain』には、震災前のお洒落でキラキラした神戸の風景が写っています。そして『劇場版 神戸在住』では、震災から20年経って生まれ変わった神戸の街が描かれています。映画をご覧いただくことで、ご家族を亡くされた方々への励ましや、亡くなられた方の鎮魂となれば幸いです。また、阪神・淡路地域の方だけでなく、2025年1月にちょうど震災発生から1年を迎える能登や、東北、熊本など、同じように地震の被害を受けた方たちにも、この特集を通じて復興へのエールを送れればと思います。
リアルサウンド編集部