【週末J1まとめ】首位・神戸は東京Vと引き分けて勝ち点1を獲得。痛恨の3連敗を喫した2位・広島との勝ち点差を「3」に広げる|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは11月9日から11月10日にかけて第36節が開催。優勝争いと残留争いが佳境を迎えている。 ●【動画】東京ヴェルディ×ヴィッセル神戸|ハイライト
前節、首位に立ったヴィッセル神戸は、東京ヴェルディと対戦した。開始20秒足らずで木村勇大にシュートを放たれるなど、立ち上がりこそ相手の攻撃を許した神戸だったが、少しずつ主導権を掌握。開始早々7分にはセットプレーの流れから山川哲史が2試合連続ゴールとなる得点を沈めて幸先の良いスタートを切った。 ただ、そこから攻勢を強めた中、なかなか追加点を奪うことができないと、後半に入って東京Vの反撃に遭う。途中出場の山見大登が積極的にボールに絡みながらチャンスを創出していくと、迎えた後半アディショナルタイム。山見のクロス気味のボールが相手のオウンゴールを誘い、試合を振り出しに戻すことになった。 これで試合は終了。首位・神戸は手痛いドローで勝ち点1を積み上げるに至った。 一方、2位のサンフレッチェ広島は敵地で浦和レッズと対戦。こちらは前半から広島が攻め込む時間帯が続いていく。だが、前半終了間際の45分、関根貴大がゴール前に浮き球のボールを送ると、これを収めた松尾佑介が左足を振り抜いてゴールネットを揺らすことに成功した。 後半、得点を奪いたい広島だったが、56分に松尾のシュート性のボールをブライアン・リンセンに頭で合わせられて追加点を献上。さらに86分にはカウンターから前田直輝のクロスを原口元気が流し込んで勝負あり。3失点を喫して痛恨の3連敗となった。 残留争いは、今節の結果次第で降格が決まる可能性のある北海道コンサドーレ札幌と湘南ベルマーレが対戦。拮抗した展開で推移した試合は、後半開始早々に田中聡のゴールで湘南が先制を手にしたが、粘る札幌も駒井善成のゴールで追いついて同点。最後まで勝ち越し点は奪えなかったが、何とか引き分けに持ち込み、勝ち点1を加えている。 そして、こちらも残留争いの直接対決となった17位柏レイソルと16位アルビレックス新潟の試合は、新潟がボールを保持しながら攻撃を繰り出すのに対し、柏は粘りの守備から奪っての素早いカウンターを狙う構図となった。 互いにゴールが遠い時間が続いた中、先に試合を動かしたのは柏だ。74分、柏が左CKを獲得すると手塚康平のアウトスイングのクロスを頭で合わせたのは細谷真大。エースストライカーのゴールで先制点を手にした。 しかし、試合はこれで終わらなかった。試合終了間際、新潟が左サイドからクロスを供給すると小見洋太が頭で折り返したところを藤原奏哉がボレーで合わせる。このシュートがゴールネットを揺らし、新潟が土壇場で試合を振り出しに戻した。これで試合は終了し、両者痛み分けの結果に終わっている。 また、上位2チームの結果を受けてFC東京との”首都決戦”を3-0で快勝した3位・FC町田ゼルビアが優勝への望みを残すことに成功。15位の京都サンガF.C.以上のチームはJ1残留を決めている。 ■J1リーグ第36節 結果 鹿島 0-0 名古屋 町田 3-0 FC東京 湘南 1-1 札幌 京都 1-1 川崎F 鳥栖 1-2 横浜FM 柏 1-1 新潟 磐田 3-4 G大阪 C大阪 1-0 福岡 東京V 1-1 神戸 浦和 3-0 広島