【ジャパンカップ・山下の特注馬】ジャスティンパレスが名手と完全復活へ 今は東京2400メートルがベスト
◆第44回ジャパンカップ・G1(11月24日、東京・芝2400メートル) 海外から3頭の強豪が参戦し、豪華な顔ぶれとなった。日本馬はドウデュースやチェルヴィニアが人気になる印象だが、ジャスティンパレス(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープインパクト)も負けてはいない。前走の天皇賞秋では、直線で猛然と追い上げて4着。直線の進路取りがややスムーズではなかったことを考えると、着順以上の評価を与えていいのではないか。昨年は天皇賞秋で2着のあと、ジャパンCはスキップしたが、今のこの馬のスタイルなら、東京2400メートルが本領発揮の場となりそう。 この中間も前走同様に栗東の坂路で追い切っているが、13日の1週前追い切りは51秒6―12秒5のタイムを楽々と計測した。前走時の1週前が53秒7―12秒0ということを考えても、叩いて素軽さが出てきていることは間違いない。鞍上に名手クリスチャン・デムーロ騎手を迎えた今回は、昨年の天皇賞春以来の勝利も十分に狙える。(山下 優)
報知新聞社