埼玉SH萩原周、先発で初出場し開幕3連勝に貢献「(人生)23年間で一番緊張した」/リーグワン
リーグワン1部第3節第1日(4日、BR東京16-39埼玉、駒沢陸上競技場)東京SG-トヨタの開幕2連敗同士の対戦は、ともに大事な場面でのゴールキックの失敗が響くなどして、30-30で引き分け。ともに初勝利はならなかった。BR東京を39-16で下した埼玉、相模原に40-34で競り勝った静岡が3戦全勝で、勝ち点14の埼玉が暫定首位に立った。静岡は同13で暫定2位。横浜は浦安に40-12で勝ち、今季初勝利を挙げた。 明大から加入した埼玉のSH萩原周(23)が、先発でリーグワン初出場。「(人生)23年間で一番緊張した」と言いながら、緩急をつけたパス回しや、ディフェンスの隙をついて大きく前進するボールキャリーを見せるなど、開幕3連勝の原動力となった。 相手のBR東京のSHは、ニュージーランド代表キャップ89のTJ・ペレナラ(32)。萩原にとって、目標とする選手として常に憧れていたスーパースターとの対決になったが、見劣りしないプレーで強烈な印象を与えた。ペレナラは「日本のラグビーにこれからインパクトを与えていく選手になるのでは。彼のプレーから学べることもある」と称賛した。 今季の埼玉SH陣は、2試合で先発する小山大輝や3試合でリサーブ入りした高城佑太を始め、定位置争いがし烈。名乗りを上げた萩原は「9番で出られるように、練習からアピールしてチームを引っ張りたい」と視線を鋭くした。(児嶋基) ■2トライで勝利に貢献した埼玉WTB長田 「後半は、前に出てずらしながら組織的な攻撃をするというチームの強みが少しずつ出て、僕のトライにつながった」