熱湯が短時間で白湯に!大ヒット商品「白湯専科マグカップ」が小さくなって新登場
株式会社ドウシシャが、白湯を飲むことに特化したマグカップ「ON℃ZONE白湯専科マグカップ クイックプチ」を、2024年9月下旬からドウシシャ公式オンラインストア「ドウシシャマルシェ」や、全国の量販店などを通じて発売する。2023年にヒットした「白湯専科マグカップ」と本商品の違いや、開発の裏側について担当者に話を聞いてみた。 【写真】従来の「白湯専科マグカップ」と新商品「白湯専科マグカップ クイックプチ」を比較してみると? ――「白湯専科マグカップ クイックプチ」について教えてください。 当社では白湯を塩素、不純物を取り除いた40℃以上のお湯としており、塩素や不純物は沸騰させないと取り除くことができません。本製品は朝の忙しい時間に、水を沸騰させてマグカップに入れることで飲みやすい温度に下げ、温活生活をサポートする製品です。今まで朝の忙しい時間に白湯を飲むことができなかった方に向けて開発しましたが、先行して同じように温度を下げる猫舌専科シリーズがあり、機能として近しいため受け入れられるかどうかチャレンジした製品でした。しかし、リリースするや否や受け入れられ、年間9万個以上のヒット製品となりました。今回は、もともと調査した際に一度に飲む量として適切な量は100~200ミリリットルとわかっていたため、より白湯を飲みやすいように小容量サイズを展開しました。 ――「白湯専科マグカップ クイックプチ」のイチオシのポイントを教えてください。 従来品より容量を小さくしたため、飲みやすい温度になるまで従来は3分かかったところ、2分で飲みやすい温度に下がり、より手軽に白湯を飲めるようになりました。また、サイズも一回り小さくなり、コロンとしたサイズとなっています。 ――「白湯専科マグカップ クイックプチ」というアイデアはどのようにして生まれましたか?また、その実現に向けて苦労した点などあればそれをどうクリアしたか、「白湯専科マグカップ」との違いとあわせて教えてください。 本製品のブランドはON℃ZONE(オンドゾーン)というブランドで、「温度を楽しむ。温度にこだわるすべての人へ『驚き』と『新感覚』な体感を。」をコンセプトに温度変化を追求したブランドです。飲み物の温度を氷点下にする製品を皮切りにスタートし、製品は飲み物の温度を下げ長く温度をキープする「猫舌専科」シリーズも好評です。その他に温度変化が追求できるものはないかと考えたところ、昨今温活ブームで白湯を飲んでいる人が増えていることがわかりました。猫舌専科で代用できるのではと考えましたが、白湯を飲むには飲み物の温度を長く保つ必要がないことや、フタが必要でないことがわかり白湯専用には適しておらず、白湯を飲む人の使いやすさを考えて白湯専科を開発しました。白湯専科の開発にあたって、温度を下げることを優先したため、今までついていた飲み口兼蓋をとり、直接口をつける本体のステンレスの唇にふれる部分が高温にならないように吸熱剤の充填量の調整をしました。ただ、そう簡単に調整できるものではなく、唇に触れて熱くない仕様であること、3分待っている間に、熱い状態ではなく冷めすぎていないということを確認するため、何度も熱湯を沸かしてマグカップに入れ、温度を測るという検証を従来品も合わせて300回以上重ねて白湯にちょうどいいマグカップに仕上げることができました。 ――「白湯専科マグカップ クイックプチ」発売への反響がすでに届いていましたら教えてください。 まだ発表直後ということと、残暑のため届いていませんが、これから涼しくなるにつれ増えてくると期待しています。 ――現在はグレー/アイボリー/ピンクベージュの3色となっていますが、今後カラーバリエーションを増やす予定はありますでしょうか? 今のところは白湯をイメージしたこの3色の淡いカラーで統一していますが、今回のクイック プチの販売状況やユーザーの声を聞いて色の展開も検討したいと考えています。 ――読者へのメッセージをお願いします。 ロゴのsa-you.には「さあ、あなたも白湯をはじめよう」というメッセージを込めています。白湯は健康志向の高まりから幅広い方が取り入れている手軽な温活方法です。手軽とはいえ、煮沸した熱湯を冷ますという、手間のある「白湯」を作る作業をマグカップにそそぐだけで解消できる白湯専科。寒さで冷えた身体を温めるお供になるように願っています。 ■商品概要 名称: ON℃ZONE白湯専科マグカップ クイックプチ 型番: OZSM230GY/OZSM230IV/OZSM230PB カラー: グレー/アイボリー/ピンクベージュ サイズ(約): W85×D120(持ち手込み)×H80mm 容量(約): 230ml 価格:2728円 朝の忙しい時間でも手軽に温活を始められる本製品。「白湯専科マグカップ クイックプチ」を利用して時間のない朝に一息ついて、優雅に1日を始めてほしい。 文=岸遥南