有名ブランド“ニセモノ下着”広告11万件削除も……幅広い年代に相次ぐ被害 SNSニセ広告に要注意!『every.気になる!』
■ニセモノ下着の見分け方
正規品と並べてみると、同じサイズにもかかわらず、パッドのカタチや大きさに違いが。正規品は、胸の形に合わせて加工がされていますが、ニセモノはふくらみが小さいことがわかります。また、生地に伸縮性がなく、体にフィットしにくいものでした。 他のニセモノも見せてもらうと、商品が届いた時から糸がほつれているものや、入っているはずのロゴがないものも。 さらに… ワコールHD 知的財産担当 野村翔二さん 「においを嗅いでみてほしい」 気になる!班 「なんか…薬みたいな…」 ワコールHD 知的財産担当 野村翔二さん 「どういった薬剤を使っているかも分からない。非常に怖いですね」
■ニセモノ被害を食い止めたい
ワコールHD 知的財産担当 野村翔二さん 「お客様がワコールと思い込んでニセモノをつかまされて、その商品を使ったことによってガッカリされたり、嫌な思いをされる。何とかしてそういう被害を食い止めたい」 「ワコール」は“ニセ広告” について、SNSの運営会社に削除を依頼。これまでに11万件もの広告を削除していますが、“ニセ広告”が完全になくなることはないといいます。 "ニセモノ下着"を販売するサイトの問い合わせのページを見ると…「K」という会社名が。所在地は、香港。 「ワコール」に確認すると、全く取引のない会社だといいます。K社を調べると複数の販売サイトを運営。その中のひとつに電話番号を発見。 かけてみると… 「ツーツーツー(不通音)」 何度電話してもつながることはありませんでした。
■販売サイトに問い合わせても…
他にもメールアドレスやLINEのIDが記載されていたため、連絡を試みると… 「ちあき」という個人名のアカウントからメッセージが届きました。 メッセージ(画面) 「ちあき以下のサービスを提供… 1、注文のお手伝い 2、ご注文のキャンセル…」 そこで、商品が本物なのかと質問を投げかけると… ちあき(画面) 「お問い合わせの製品の写真をお送りいただけますか?」 と返事が。指示の通り「ワコール」のロゴが入った画像を送ると… 既読になることはなく、連絡が途絶えました。
■ニセサイトを見分けるポイント
消費者庁は、こうした日本の衣料品ブランドの“ニセサイト”を見分けるポイントとして… 「大幅な値引きを強調していないか」 「不自然な日本語ではないか」 「支払い方法が代引きのみと限定的ではないか」 確認するよう注意を呼びかけています。 (5月20日『news every.』より)