「GSR」の540万円より安い! 2シーター+ラゲッジルームの三菱トライトン「メガキャブ」は遊べるピックアップトラック! 日本導入もアリでは?
「1トンピックアップトラック」の巨大市場ではバリエーションも豊富
1トンピックアップトラックの巨大市場のひとつであるタイはその生産地としても知られ、世界中に供給されるトライトンだけでなく、日本向けのハイラックスも作られている。 【画像】海外で販売される三菱トライトンのバリエーション。 その1トンピックアップトラックは、キャビンの違いにより大きく3つのボディタイプに分けられる。 ひとつが、日本でも販売される4ドアのダブルキャブ。 もうひとつが2ドアのシングルキャブ。 そして、もうひとつがシングルキャブの派生モデルの延長キャブで、「スペースキャブ」や「エクステンドキャブ」などメーカーにより呼び方はそれぞれだが、運転席後ろを延長し、居住空間を拡大したものだ。 日本では、軽トラックのスズキ スーパーキャリーやダイハツ ハイゼットトラックジャンボが同様の仕様となり、室内の荷物収納スペースの確保やフロントシートのリクライニングを可能とするなどのメリットがある。さらに1トンピックアップトラックでは、コンパクトな観音開きドア追加され、後部へのアクセス性を高めているのも大きな特徴となる。 もちろんデメリットとして荷台長が短くなるのだが、新興国では幅広い用途のビジネスカーとしてだけでなく、プライベートカーとしても1トンピックアップが用いられるケースが多いため、快適性や荷物の防犯性を含め、ダブルキャブと共にこの手のボディタイプが人気なのだ。
トライトンの延長キャブ仕様は「メガキャブ」
トライトンの後部スペース付キャブは、「メガキャブ」と呼ばれる。メガキャブも最新世代に進化しており、デザインから中身まで全面刷新を図っている。タフなトラックであることをアピールする最新世代のダイナミックシールドマスクは、ワイルドかつクール。加飾は仕様により異なるが、基本的なスタイルは全モデルで共有されている。 メガキャブのエンジンは、全車で2.4L直列4気筒ディーゼルターボエンジンの4N16型を搭載するが、仕様は二つに分けられる。ベーシック仕様は、150ps/330Nm仕様の6速MTのみとなるのに対して、高出力仕様となるハイパーパワー仕様は、184ps/430Nm仕様にアップデート。こちらもトランスミッションは6速MTが基本となるが、メガキャブ「プラス」の最上位グレード「ウルトラ」のみ6速AT仕様も用意。 メガキャブの駆動方式は、意外にも全車FRのみだ。ただし、最低地上高がスタンダード仕様の179mmに対してハイリフトされた「プラス」だと222mmまで高めている。「プラス」では、サイドステップも追加されるが4WD仕様はない。 但し、ダブルキャブ仕様とシングルキャブ仕様には4WDが用意されているが、シングルキャブ仕様の場合はパートタイム式となる。その一方で、シングルキャブにはハイパーパワー仕様も用意されるなど、過酷なビジネスシーンを想定した仕様が用意されている。