すっかり”手芸男子” 福祉事業所の利用者手作りのアートグッズ人気 ひとりひとりの得意なことをものづくりに 【ART MEETS HEART】 富山
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富山県高岡市の福祉事業所の利用者が手掛けた、手作りのアート作品が人気を集めています。 【写真を見る】すっかり”手芸男子” 福祉事業所の利用者手作りのアートグッズ人気 ひとりひとりの得意なことをものづくりに 【ART MEETS HEART】 富山 高岡市のある一軒家。 クッキーやイラスト入りのポチ袋、そしてインテリア小物など、カラフルでユニークな商品が所狭しと並んでいました。 客:「この色もかわいい」 客:「誰が考えてんだろうね」 客:「ジャムさんのこのクッキー大好きなので毎回買ってます」「クリームチーズも買おうか、絵がかわいいよ。これにする」 これらは、高岡市のNPO法人「Jam」が運営する福祉事業所の利用者が手がけたもので、手作りならではの温かみのある商品が人気です。 この日は、製作のデモンストレーションも行われ、刺繍が得意な荒見真央さんは、自分で描いた動物を丁寧にステッチしていました。 荒見真央さん:「ホッキョクグマ、ホッキョクグマ」 スタッフ 磯部円さん:「ペースがすごい早いから作品の数も他の人の倍ぐらいあるね。このカラフルなステッチも人気ですけど、また裏の玉止めがね、モサモサっとなってるのが好きな人は好きで」「バックステッキが細かくてきれいなので、売れますね」 ■ひとりひとりの得意なことをものづくりに たて糸に毛糸を結んで織る「ノッティング」が得意なのは、永野悠利さんです。 手先が器用な永野さんはこの事業所に通い始めてからすっかり「手芸男子」に。 柴田万希子さん:「悠利さんが自分で好きな毛糸を選んで織ってくれています。本当にきちんときれいに織っていかれるので、出来上がりがとってもきれいです」 スタッフが一人一人の得意なことを見つけてものづくりに生かそうと試行錯誤していくうちに、個性豊かでバラエティに富んだたくさんの商品が生まれるようになったといいます。 柴田万希子さん:「そうやってやっているうちに本当にきれいなものができているから、それを販売することで、利用者さんに還元するっていう形がとれているので」「なのでたくさんの方に見ていただいて手に取っていただけたらうれしいなと思います」
11月9日、富山市で開かれるシンポジウム、「アートミーツハートとやま」でも、福祉事業所や企業が障がいのある人のアートとコラボした商品を販売します。
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