越前大仏門前町にギャラリー開設、9月15日にオープン記念イベント 有志がアートの力で福井県勝山市を盛り上げ
越前大仏で知られる福井県勝山市片瀬の大師山清大寺周辺をアートの力で盛り上げようと、勝山、福井市のアーティストらでつくる「ちゃまアート実行委員会」が、越前大仏門前町でギャラリーの開設とモニュメント設置を計画している。オープン記念のアートイベントを9月15日に企画している。 実行委は、菓子作り教室などで使われていた店舗を改修し、イベントや体験、作品展示などが行えるギャラリーをオープンさせる。また「訪れる人から次の人へ」とアートでつながる縁を大事にしたいとの思いから、ギャラリーの軒先には直径2メートルほどのリング状のモニュメント「GOEN」の設置も予定している。定期的にさまざまなアーティストがモニュメントの装飾を変更することで、いつ訪れても楽しめるスポットにしたいとしている。 9月15日は午前10時から午後8時まで、新たなスポットのオープンを記念したイベント「RamRamRam」を門前町周辺で開催。ドーナツや缶バッジ、キーホルダー作り体験を用意する。縁をテーマにしたアート作品の展示・販売のや音楽とパフォーマンスを楽しめるライブも予定している。ちゃまアート実行委の稲木美穂子副代表は「アートの力で持続可能な地域活性化につなげたい」と話す。 実行委は福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で運営資金などを募り、目標額の55万円を達成した。
福井新聞社