『紅白歌合戦2024』初出場アーティストCreepy Nuts、tuki.がすごすぎる理由
2024年12月31日(火)、『第75回NHK紅白歌合戦』(NHK)が放送される。毎年恒例の同番組だが、今年は例年以上に注目すべき初出場アーティストが多い。アニメ作品とのタイアップやTikTokをはじめとするSNSでのバズなど、様々なルートで新規アーティストが台頭してきた。そこで今回は、紅白初出場組の中から特に要注目のアーティストを取り上げてみたい。 【関連写真】佐久間宣行のオールナイトニッポン大感謝祭に登場したDJ松永 1組目はCreepy Nutsだ。Creepy Nutsは、2013年に結成されたDJ松永とR-指定の2人によるヒップホップユニット。2024年初頭、楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」をリリースすると、瞬く間にBillboardやSpotifyのチャートにランクインし、日本をはじめ世界中で話題を呼んだ。 本楽曲はジャージークラブというジャンルを取り入れたキャッチーな曲調がTikTokでウケただけでなく、TVアニメ『マッシュル-MASHLE-』の第2期OPテーマとして使用されたこともあり、今年一のヒットソングとなった。 実際、2024年12月時点でCreepy NutsのSpotify月間リスナー数は960万人を超えており、これは日本国内で活動するアーティストの中でトップの数字である。初の紅白でどのようなパフォーマンスを披露するのか、期待が膨らむ。 2組目はtuki.だ。tuki.は現役高校生のシンガーソングライター。昨年リリースした楽曲「晩餐歌」はBillboardで総合首位となり、史上最年少でストリーミング累計再生回数が3億回を突破するなど、今最も勢いのある若手アーティストである。素顔や本名を明かしていないtuki.だが、その唯一無二の歌声やメロディによって若者を中心に支持を集めている。 TikTokから知名度を上げるアーティストは多数存在するが、ここまでの規模感で爆発するケースは中々ない。2024年12月時点でtuki.のSpotify月間リスナー数は260万人を超えており、これは他のTikTok発アーティストを圧倒する数字である。 また、Spotifyが躍進を期待する次世代アーティストを10組ピックアップするプログラム「RADAR: Early Noise 2024」に選出されるなど、各所から注目を集めているtuki.。紅白でのパフォーマンスを楽しみに待とう。 今回は紅白初出場のCreepy Nutsとtuki.について取り上げた。少なくとも若年層の間では誰もが知る存在となった2組だが、紅白をきっかけに更なる飛躍を遂げることは間違いないだろう。今年の紅白は、ぜひこの2組に注目してみてほしい。 【関連写真】佐久間宣行のオールナイトニッポン大感謝祭に登場したDJ松永
中村 スバル