神奈川県の太陽光発電所で計約2・7キロメートルのケーブル盗難 被害想定額約3千万円に
神奈川県は、相模原市緑区にある県営の「谷ケ原太陽光発電所」で送電用の電気ケーブル計約2・7キロメートルが盗まれたと発表した。被害想定額は復旧工事費を含め約3千万円に上るといい、津久井署に被害届を出した。 県によると、9日午前9時ごろ、巡視中の警備員が敷地のフェンスが切断されているのを発見して県に報告。敷地内を確認したところ、直径1・2センチの電気ケーブルが数カ所で切断され、持ち去られていた。8日の日没までは発電、送電できていた。 この発電所では令和4年10月にも電気ケーブル約3キロメートルが持ち去られる盗難事件が発生。その後に人感センサー付き防犯カメラを設置し、今年度中に敷地全体をカバーする機械警備を導入する予定だった。今回、切断されたフェンスはカメラの死角になっていたという。 県は復旧に向けて調整を行い、再発防止策を講じていくとしている。