男児が発見された帷子川の現場付近＝５日午後６時４０分ごろ、横浜市旭区鶴ケ峰本町１丁目

　５日午後３時１５分ごろ、横浜市旭区鶴ケ峰本町１丁目の帷子川で、「小学生の男児が川に流されたかもしれない」と１１９番通報があった。駆けつけた消防隊員が水中にいる男児を発見。男児は病院に搬送されたが、約１時間半後に死亡が確認された。神奈川県警旭署は事故とみて調べている。 【別の写真を見る】男児らが帷子川に入ったとみられる階段 　署によると、男児は近くに住む小学５年生（１０）。見つかった鶴ケ峰本町公園近くの現場よりも約３００メートル上流の地点から友達３人と川に入り、遊びながら下流に向かっていたところ、約１・８メートルの深みにはまって溺れたとみられる。男児らとは別に川遊びをしていた子どもが１１９番通報した。 　現場は相鉄線鶴ケ峰駅から西に約１キロの住宅街近く。近隣住民によると、子どもが川に入って遊んでいる光景は夏によくみられるといい、５０代の女性は「これまで子どもが溺れたという話は聞いたことがない」と驚いた様子で、別の５０代の女性は「まだ小さいのに、亡くなってかわいそう」と話した。