美人度アップの秘訣は "口元" にあった! エキスパートたちが教える「顔の下半分ケア」で叶える垢抜け法
マスクオフの生活が日常になったけれど、口周りのたるみや歯の黄ばみなど、どことなく口元に自信が持てない人が増えている。メイクとスキンケア、デンタルケアのエキスパートが、今すぐできるケア法とエクササイズをレクチャー。合わせて口元の美人度がアップするメイクアップ&スキン・デンタルケアアイテムを編集部が厳選した。 【写真】今日から始める「お正月太り」リセット! 冬太りを予防する8つの食べ方 教えてくれたのは…… 是枝伸子(NOBUKO KOREEDA)歯科医。デンタル美顔プロデューサー。顔筋ピラティスを提案。『美人に見られたければ顔の「下半分」を鍛えなさい!歯科医が教える整形級美顔術』(講談社)など多くの著書を出版。 松井里加(RIKA MATSUI)メイクアップ・アーティスト。時代の空気を先取りしながら、個の美しさを引き出すメイクに定評がある。自身のビューティブランドほか、多くのコスメ開発にも携わる。
【MAKEUP】 唇の輪郭を丁寧に描き、口元に品格を
口元には品格が表れる、と語るのはメイクアップ・アーティストの松井里加さん。 「進化したマットリップも再び人気のツヤリップも、リップペンシルやリップブラシを使って輪郭を丁寧に描くことで凛とした印象に。リップペンシルはどんな唇にもなじむニュートラルなベージュを持っておくと便利です」。 とくに年齢を重ねると、輪郭が曖昧になるのでラインとりはマスト。またエイジングで上唇が薄くなり、伸びてしまった鼻の下を短く見せたいときにもリップペンシルが活躍する。 「上唇を自然にボリュームアップするなら、口角はそのままで山に向かってゆるやかなカーブを描くように輪郭をとります。アジア人は山と谷が離れているので、谷部分をあげて山谷の高低差を丸く近づけるのがコツ。下唇の口角から中心に向かうラインはオーバーに描かないように注意を」。 では、大人に最適な秋の注目カラーは?「彩度が高く、かすかなくすみがある色は肌をきれいに見せます」
【SKIN CARE】 歯ぎしりも表情の乏しさも、たるみの原因
歯科医の是枝伸子先生は、コロナ禍を経て口周りの悩みが深刻化した人が多い、と指摘。 「治療ができず虫歯が進行し歯が弱くなっているところに、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりの負荷がかかり、歯が折れたり割れたりする人が増えました」。歯が折れると、その部分を避けて反対側だけで噛む癖がつく。「その結果、噛み合わせがずれ、左右の筋肉バランスが乱れて顔の歪みが発生」 歯ぎしりや食いしばりはたるみの原因にも。「歯の山部分が削れ1~2㎜高さが下がると、皮膚が余りたるみやすくなります。歯ぎしりや食いしばりを防ぐマウスピースなどの対策が急務です」 また、法令線やたるみが目立つようになった人も「表情が乏しかったコロナ禍で骨格筋と表情筋の動きが低下。顔全体が下垂し、頬や人中などの中顔面も間延びします。上げる顔筋をしっかり使ってバランスを整えて」。スキンケアでハリ対策をした上で、表情筋トレーニングを習慣にしたい。