J.C.STAFF制作「魔法使いになれなかった女の子の話」10月放送開始 初報PV&イメージビジュアル公開
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「まちカドまぞく」のJ.C.STAFFが制作するテレビアニメ「魔法使いになれなかった女の子の話」の放送が、10月にスタートすることが決定した。メインスタッフが明らかになり、初報PVとイメージビジュアルが公開されている。 同作の原案は、小説投稿サイト「エブリスタ」で赤坂優月氏が連載していた同名の学園ファンタジー小説。2018~19年に展開されたDeNA、文化放送、創通、MBSの4社によるオリジナルアニメの原作公募企画「Project ANIMA」で、第2弾「異世界・ファンタジー部門」の大賞を受賞してアニメ化が決定した。原案小説では、成績トップでレットラン魔法魔術学校の中等部を卒業しながらも、高等部進学時に魔法使い養成専門クラス「魔組」の選抜に漏れてしまったクルミ=ミライの奮闘が描かれた。アニメ版では、魔法使いになる夢をつかみ損ねた正反対な2人の少女の成長と、魔法学校の個性的なクラスメイトたちとの友情の物語が、オリジナルストーリーで描かれる。なお同プロジェクトからは、第1弾「SF・ロボットアニメ部門」の準大賞受賞作を原案として、サテライトにより21年放送の「サクガン」が制作されている。 総監督に「スレイヤーズ」の渡部高志、監督に「七つの魔剣が支配する」の松根マサトを迎え、シリーズ構成・脚本を「チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~」の金杉弘子が担当する。 初報PVには、尖塔がそびえるファンタジックな街並みを背景に、少女が「魔法使いさん……わたし、約束、守れませんでした」とつぶやくモノローグを収録(キャストは未発表)。イメージビジュアルは、街を見下ろす高台に立った三角帽子にマント姿の人物が、魔法を使う様子を描いたパステル調のイラストとなっている。 同作の詳細は今春発表予定。スタッフからのコメント全文は以下のとおり。 【赤坂優月(原案)】 素人の拙(つたな)い妄想小説が、プロの手にかかるとここまで面白くなるのか! と、脚本をいただいて驚きました。 コミカルでパワフルなキャラクターたちの魅力がほとばしる、とても楽しい作品です。 期待した形で叶わなくとも、努力は必ず糧になります。 挫折を経験した主人公たちが描く新しい未来がどんなものになるのか、一緒に見守っていただけたらうれしいです。 【渡部高志(総監督)】 答えは簡単(何の?) 想像力と魔法は実は同じものです。 誰でも持ち合わせている素晴らしい力です。 ご覧のあなたも必ず持っているものです。魔法を信じましょう。これで安心ですね(何が?) そんな身近な物語をお届けます。 【松根マサト(監督)】 「なりたい職業」はあるけれど、その職業になって「なにをやりたいか」はわからない。 そんな悩み、一度くらいはあるんじゃないかとおもいます。 こどもから、むかしこどもだったおとなまで楽しめる、やさしくて、ちょっぴり悩ましい魔法のものがたりです。 【金杉弘子(シリーズ構成・脚本)】 一番叶えたかった夢が叶わなかった時、人はどうすればいいのだろう? この「まほなれ」のお話をいただいた時、主人公が「魔法使いになれなかった」という設定にとても興味をもちました。 みんながみんな夢を叶えられるわけではない現実。 主人公たちがどん底からどう新しい未来を切り開くか、超個性的なキャラクターたちと一緒に私もわくわくしながら、この物語の世界を楽しませていただきました!