覇気のないパフォーマンスで猛批判受けるアレクサンダー=アーノルド…スロット監督は「トレントだけの問題ではない」と擁護
リバプールのアルネ・スロット監督が、批判浴びるイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを擁護した。クラブ公式サイトが伝えている。 リバプールのアカデミー育ちであり、ファーストチーム昇格後は右サイドバックの主軸に定着したアレクサンダー=アーノルド。世界屈指とも評されるキック精度を武器として、これまでチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグなど多くのタイトル獲得にも貢献してきた。 しかし、そんなアレクサンダー=アーノルドとリバプールの契約は今季までとなり、延長に向けた交渉は難航中。本人は獲得に本腰を入れるレアル・マドリー行きに傾いているとも一部メディアでは報じられ、現段階ではリバプールからの契約オファーを受け入れる兆候はない。 そんな中、アレクサンダー=アーノルドは先週末に行われたプレミアリーグ第20節のマンチェスター・ユナイテッド戦でも先発。しかし、長年の宿敵をアンフィールドに迎えての一戦では、無気力とも受け取られかねないようなパフォーマンスに終始してしまい、2-2のドローに終わった後は批判が集中することになってしまった。 モチベーションを疑う声も出始めているアレクサンダー=アーノルドだが、8日に行われるEFLカップ(カラバオカップ)準決勝のトッテナム戦に先立った記者会見で、スロット監督は擁護の姿勢。指揮官は同選手が良いパフォーマンスでなかったことは認めつつ、個人ではなくチーム全体の問題だと強調している。 「トレントだけではなく、我々全員がユナイテッド戦のプレーに失望したと思う。試合の一部にはかなり満足だったが、他の部分には満足できなかった。それはトレントだけの問題ではない。試合でもっと改善できる点がたくさんあったんだ」 「トレントはベストの試合をしてはいなかった。それはすでに言ったが、彼がキャリアで最高の試合をしなかったのはこれが初めてではないだろう。彼はこれまで本当に多くの試合で良いプレーをしてきたと思う。そして、他の選手と同じようにユナイテッド戦ではそうではなかった」 「我々はただ気を取り直し、またトレーニングを始めるだけだ。選手たちはシーズン中に50、60試合もプレーするのだから、時には最高のパフォーマンスが出ないことを知っている。選手たちが3日ごとに良い試合をできることが、いかに素晴らしいかについてはより強調すべきだろう」 「残念な結果となった後すぐの試合は、すべての選手にとってプラスになる。勝ちたかったからこそ、すべての選手が2日後にまたプレーしたいと思っているんだ。とはいえ、ピッチにいなかったすべての選手も明日プレーしたいと思っている。それは良いことだ。彼らは全員がプレーしたいんだ」 「(アレクサンダー=アーノルドと話をしたかという質問に)話はした。ただ、他の選手とも個別に話はしている。ほぼ毎試合後、そうしているよ。ただすでに言ったように、彼と話した内容をここで言うつもりはない」
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