来春には新アリーナも! 1部昇格目指すB2・神戸ストークス 2024-25シーズンの見どころは?
昨年のワールドカップでアジア最上位となり、48年ぶりに自力で五輪切符を獲得。今夏のパリ五輪でも奮闘するなど、活躍が話題となった男子バスケットボールの日本代表。その多くがプレーする国内プロリーグ「Bリーグ」の新シーズンが、いよいよ10月から開幕します。 【画像】2025年春開業、神戸ストークスの新ホームアリーナのイメージ図 来春には新アリーナ「GLION ARENA KOBE」の開業が予定されていることもあり、バスケットボール熱が高まっている神戸。その港町をホームとするのが、Bリーグ2部(B2)の神戸ストークスです。クラブの2024-25シーズンの見どころや注目選手などについて、神戸ストークスの広報担当・中西彩乃さんに聞きました。 クラブの始まりは、2011年。兵庫県の県鳥であるコウノトリを意味する英語"stork"が入った、「兵庫ストークス」です。2015年には本拠地を西宮市へ移したことで「西宮ストークス」になると、Bリーグ初年度の2016-17シーズン、B2で総合優勝を達成します。翌17-18シーズンはB1でプレーするも、1季での降格を余儀なくされ、その後はB2が主戦場に。 23-24シーズンから本拠地を神戸に移転し、「神戸ストークス」の名称に。25年4月の万博開幕時期に開業する「GLION ARENA KOBE」が新たなホームアリーナとなります。 そのなかで、新シーズンのチームについて、中西広報は「地元兵庫や関西出身で長年ストークスに在籍している選手が多いなか、昨シーズンB1所属のクラブで活躍していた山本楓己選手(PG、信州ブレイブウォリアーズ→)や、特別指定選手として(昨シーズンから)加入していた藤原瞭我選手(PG、京都産業大学→)が新たにチームに加わっています。また外国籍選手が新たに3名加わり、海外から迎えたプレドラッグ・クルニッチヘッドコーチのもと、10月からのシーズン開幕に向けて準備を進めています」と、新たな陣容への期待を語ります。 注目選手については、Bリーグ9季目となる地元・神戸出身の渡邊翔太選手(PG)、新加入の山本選手、コンゴ民主共和国出身の帰化選手でストークスでは2季目となるカロンジ磯山パトリック選手(C)をピックアップ。 渡邊選手については、「昨シーズンも試合中、悪い流れも突破しチームを引っ張っていってくれるようなシーンが多々ありました。今シーズンも、チームをより牽引してくれるような姿が見られるのではないかと思ってます」と、新キャプテンとなったチームリーダーに全幅の信頼を寄せています。 また、「大学卒業後は2年間無所属の期間も経験していたり、プロ選手になる苦労をとてもよく知っている選手」という山本選手については、「関西人の多いストークスの中で、どんな変化を彼がもたらしてくれるのか」を注目してほしいとのこと。 そして、206㎝、120kgという大きな体躯を誇るカロンジ選手については、「迫力のあるプレー」を注目ポイントに掲げつつ、「コート外ではめちゃくちゃ関西弁なノリのいい選手で、いつも周りを笑わせてくれるムードメーカー。SNSにもたびたび登場しているのでぜひ注目してください!」と、中西広報は話していました。 10月から始まる新シーズンに向けては、「オフェンスからディフェンスへの切り替えが速く、より展開が速く、見ていても面白いゲームをお届けできるのではないかと思います」と、中西広報。チームを牽引するのは、プレドラッグ・クルニッチ新ヘッドコーチ。 「本当に熱いコーチ」という、そのキャラクターも魅力の1つになりそう。「試合中は正直怖く見えそうですが、笑顔がとても素敵ですごく愛嬌のあるコーチであり、そのギャップにも注目いただきたい」とのことで、ドイツ・ブンデスリーガをはじめとする欧州での経験が豊富なボスニア・ヘルツェゴビナ国籍の指揮官のタクトからも目が離せません。 開幕戦は、10月5日(土)、アウェイ・富山市総合体育館での富山グラウジーズ戦。ホーム初戦は、10月11日(金)、ヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)でのバンビシャス奈良戦となっている、神戸ストークス。 24-25シーズンは神戸(神戸市立中央体育館)をはじめ、前述の姫路や、西宮、加古川といった、県内各地のアリーナでのホームゲームも予定。そして、終盤戦の25年4月にはいよいよ「GLION ARENA KOBE」での4試合が組まれています。そのときには、プレーオフ、そして、B2制覇・B1昇格に向けて盛り上がっている神戸ストークスの勇姿が見られることを、期待せずにはいられません! ※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年9月11日放送回より
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