28歳、投資初心者です。ネットで「初心者はS&P500を買えばいい」と見かけますが、実際どうなのでしょうか? 人気なら安心ですか?
アメリカの株価が好調です。2024年1月からNISAの制度が新しくなって利用しやすくなったこともあり、投資を始めてみようと考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、投資には注意しなければならないこともあります。本記事ではS&P500に投資するメリットやリスク、ポイントなどを解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
S&P500とは
S&P500とはアメリカの株価をもとにした株価指数です。米投資情報会社のスタンダード・アンド・プアーズ社がニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄から選ばれた500銘柄の株価をもとに計算しています。 S&P500に似たものにダウ平均株価があります。ダウ平均株価にはいくつかの種類があり、特に有名なのが「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均」です。工業を中心にした30銘柄の株価から計算しており、銘柄数が30しかないため個別の株価の影響を受けやすい点がS&P500との大きな違いです。 両者の違いは、銘柄数だけでなく選定される銘柄にも特徴があります。S&P500は現在勢いのある企業が選ばれている点が特徴です。現在だとGAFAなどIT企業が上位を占めています。一方でダウ平均株価は単純に1株当たりの株価が高い銘柄が上位を占める点が異なります。
S&P500に投資するメリット
S&P500に投資するメリットは、以下が挙げられます。 ・アメリカ経済をリードする企業に投資できる ・単一企業に投資するのではないため分散効果が期待できる アメリカにはGAFAなど世界的な企業がいくつもあり、今後も成長が期待できます。実際にS&P500を長期的に見ると、短期的に下がることがあるものの、基本的には右肩上がりです。 現在世間をにぎわせているAIも米国の企業が主に主導しており、今後も成長が期待できるでしょう。 しかし、いくら成長が期待できるとはいっても、1社に投資すると業績悪化や倒産などのリスクが生じます。その点、S&P500は500銘柄の株価をもとにしているため、倒産などのリスクを最小限に抑えられます。