ど迫力!「オダイバ恐竜博覧会2024」がGWまで開催中。フジテレビで実物大のティラノサウルスロボが吠え叫ぶ
「オダイバ恐竜博覧会2024 -福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!-」が東京都・お台場のフジテレビ本社屋で開催されています。福井県立恐竜博物館が全面協力している本格的な恐竜博覧会です。 【写真19枚】充実の展示内容を写真レポート!ティラノサウルスロボットや福井県で発掘された恐竜の化石など見どころを紹介します! 実物大の巨大ロボット、日本初展示の化石標本、鉄道好きな子向けの“子鉄”スポットなどなど、充実の展示内容をレポートします!
全身約12m!実物大の精巧なティラノサウルスロボット登場
「オダイバ恐竜博覧会2024 -福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!-」は、北陸新幹線が延伸開業して東京都と福井県が新幹線でつながったのを機に開催されている博覧会。 およそ70点の標本がフジテレビ本社屋の3つの会場に分散展示されています。 まず、フジテレビの1階広場の第1会場に入ると、ティラノサウルスの実物大の生体復元ロボットが出現! キバをむき出しにして吠え叫ぶ声が会場内にとどろきます。 今回の博覧会で監修統括を担った福井県立恐竜博物館の主任研究員、柴田正輝教授によれば、このティラノサウルスロボットは、著名な恐竜学者のジャック・ホーナー博士が監修したそう。 第1会場には10点以上の全身骨格が展示されており、巨大な恐竜が暮らしていた時代の想像がふくらみます。
福井県の恐竜が集結!最新の研究内容も展示
続いて、エレベーターに乗ってフジテレビ22階の第2会場へ。 第2会場には、“恐竜王国”と称される福井県で発掘された恐竜の化石などが集結しています。 “福井”が名についた「フクイサウルス」「フクイラプトル」「フクイベナートル」の全身骨格がそろって展示されています。 東京で展示されていると、なんだかスペシャル感がありますね。 注目展示の1つは、2023年に新種として認められたばかりの「ティラノミムス・フクイエンシス」の部分骨格です。「福井産のティラノもどき」と名付けられた新種恐竜が東京で展示されるのは初めてとのこと。 卵から幼体がかえってから“育児”をしていたと考えられる「マイアサウラ」のロボットも展示されています。赤ちゃんをかいがいしく世話をしている場面をとらえたロボットです。 第2会場は、福井県立恐竜博物館の研究員が、現代に残されたヒントを手掛かりに恐竜の実態を解き明かしていくプロセスにもスポットを当てています。 頭骨の化石から脳の形や大きさを推測して恐竜がどんな知覚を持っていたのか仮説をたてたり、3歩以上の足跡から恐竜の移動速度を推測したり……。アカデミックな内容がわかりやすく解説されており「限られた情報からこんなことがわかるんだ」と、子どもも大人も恐竜の世界をより深く知ることができる内容となっています。