ジュリア、日本最後のシングルで桜井麻衣に激勝!ラストにまさかの発言「藤本つかさと最後にリングで語り合いたい」
「今このチャンス、私は逃すわけには行かない。有言実行のジュリアだから」
■試合後バックステージコメント ジュリア「デビューして7年弱経って、いつか自分が世界に挑戦する日が来るなんて1つも想像してなかったけど、プロレスを辞めないで良かった。プロレスを続けていく内にプロレスがどんどん好きになって行って、最初に『プロレス界を盛り上げたい』って夢が、嘘じゃなくなって本物の気持ちになりました。その中で色んな大嫌いな奴、憎い奴、嫉妬した奴、許せない奴、大切な人、仲間、大事にしたい人、裏切った人、裏切られた人……プロレスラーになって、こんな人生が豊かになるんだって、プロレスってこんなに素敵なものなんだって。私はこのプロレスがたまらなく好きになって、もっともっとみんなに届けたい。みんなに届けないとレスラーになったことが嘘になる。そう気付いたときから私の夢はどんどん大きくなって、今このチャンス、私は逃すわけには行かない。有言実行のジュリアだから。必ず私は世界に挑戦して、世界と勝負して、でっかくなって、でっかくなって、でっかくなって!どれだけ時間がかかるか分からない、ヌルい世界じゃないって分かってる。甘いもんじゃない。メチャメチャ厳しいのも分かってる。でも全部覚悟した上で、日本に帰ってきて、絶対日本のプロレス、女子プロレスをもっと盛り上げてみせるよ!必ず!その覚悟で旅立ちます!7年間、ジュリアの応援、本当にありがとうございました!そして桜井、アンタに一番期待してんだから私は!負けないで欲しい。今日試合して思ったから。『出来んじゃんッ!』って。やっとアイツがレスラーらしくなって私は誇らしいです。レスラーとしてはまだまだこれから目指すところたくさんあるよね。お互いね。どんなにつらいことがあっても、どんなに挫けそうになっても負けないで、必ず這い上がってやりましょう。それは私も一緒だし、マリーゴールドのみんなもそう!そして応援してくれてるみんなもそう。つらいことがあっても頑張って乗り越えましょう。それはジュリアとの約束ですから。何度でも言いますよ。私は約束を必ず守ります。本当に皆さんありがとうございました!まだ25日がありますけど、最後に言ったメッセージ、藤本つかさ、私をプロレス界に引きずり込んだ女。私は待ってます。ワガママ言ってるのは百も承知です。前日にラストマッチを行ってるであろう、だけども、待ってます。本当に最後まですみません。また必ず会いましょう。ありがとうございました」 桜井「ジュリア、カウントダウンFINAL。応援してくれた皆さん。本当にすみません、勝つことが出来なくて本当に悔しいです。本当にこの試合が決まってから私は3週間くらい毎日毎日毎日ジュリアのことばかり頭にあって、考えて悩んで悩んで悩んで、こんなにメインイベンターはつらいんだなって気付かされました。でも、今日こういうチャンスをいただいて本当に感謝しているし、これを機にもっともっと成長して必ずマリーゴールドのてっぺんに立って、私はマリーゴールドをもっともっと大きくしていきたいと思います。そして、ジュリア、本当に3年間……とっても短いようでとっても長かった。私にとっては。20年くらい付き合いがあるような、そんな感じです。アメリカに行っても、私は貴女のことをずっと味方で応援しています。私も頑張ります。本当に今日はありがとうございました!」 ――今日の試合で出したいものは出し切れたか? 桜井「正直、最後の最後まで悩んで悩んで悩んだんです。これどうしよう、これどうしようって。なので、出し切ったと言えば出し切ったんですけど、それが上手く決めきれなかったって部分が、自分の中の反省はあります」 ――ジュリア選手のどんなところに強さを感じるか? 桜井「やっぱ自信がすごくある。気持ちが強い。ハートが強い。闘っててそれをすごく感じました」 ――この試合を経験して、これからどんなメインイベンターになっていきたいか? 桜井「なにをしでかすか分からない、ちょっと狂気的な部分を持ち合わせた、そんなレスラーになっていきたいです」 ――マリーゴールドに来てからどこが一番成長したと感じているか? 桜井「今まではジュリアの背中を追いかけてきてた部分が強んですけど、マリーゴールドにはジュリアを倒すために来たので、ジュリアの後ろについていくっていうより私が自分自身でどうしたい、こうしたいって。あんまり頼らなくなったっていうのはありますね。前々では同じユニットにいたっていうこともあって相談することもあったんですけど、なんか自分自身でやりたいことを発言したりとか、ちょっと先輩とかは一旦忘れて、先輩にもズカズカ言うじゃないですけど、そういうふうに心が変わりました。今までは忖度?っていうんですかね。そういうのをしてるところがあったんですけど、そういうの言わなくなったし、嫌われようとケンカになろうと。そういう気持ちの強さは変わりました」 ――試合が決まってから喧嘩をしたと言っていたが、その原因は? 桜井「マリーゴールドっていうものは、色んなところから来てる人が多いじゃないですか。ちゃんと後輩に教えていくことは教えていかないと。後輩が何も出来ない状態だったんですけど、ジュリアってそういうところすごく厳しく指導する先輩っていうイメージがあったんですけど……なんか、仲良くしたいのかわからないですけど、優しい人に見えたんです。優しくするところはいいんですけど、厳しいところがゼロになってしまったなって私は感じたので。『ちょっと今のマリーゴールドたるんでるんじゃない?』って思うところがあったんです。私は厳しく育てていただいたので。そういう意味では、マナーとか礼儀とかそういうのはちゃんとして教えていきたいし、仲良くするところは仲良くするってメリハリをちゃんとしていきたいなと思ってて。それがケンカの原因って感じですかね。色々ありますけど」 ――それで桜井選手がプロレスラーとして自主的に考えて動くことが出来るようになったと 桜井「後輩が増えてきたので、引っ張っていかなきゃっていう責任感が変わった分、考えること、思うところも増えてきました」
プロレスTODAY