【NFL】DEハッチンソンの負傷後もトレードを“急いでいる”わけではないとライオンズHCキャンベル
ディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンがシーズン終了につながるケガに見舞われたことで、デトロイト・ライオンズにとってはシーズン中にエッジラッシャーを補強することが大きな課題となっている。
ハッチンソンの離脱による影響は大きいにもかかわらず、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルはライオンズが急いでトレードをすることはないと繰り返し主張した。
現地16日(水)、キャンベルHCは「いいか、私たちはどんなことにも前向きだ」と報道陣に語っている。
「ブラッド(ホームズ、ジェネラルマネジャー/GM)はその準備を進めているが、急ぐつもりはない。ブラッドもスタッフも下調べをしている。すべての選択肢を検討しているが、動きに出るために動くわけではない。正しい判断でなければならないし、適切な選手を選ぶ必要がある。すべてがうまくかみ合わなければならないのだ」
ハッチンソンが日曜日に脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を骨折してから、キャンベルHCは同様の主張を続けている。
実際、試合の流れを変えるようなエッジラッシャーが市場に出てくることはめったにない。キャンベルHCはそれを理解している。
キャンベルHCは水曜日に「いいか、ブラッドは誰かを獲得するために何が必要かをよく理解している」と語り、こう続けた。
「私はそれに関してすべてを知っているわけではないが、非常に生産的で、身長が6フィート6インチ(約198cm)、体重が285ポンド(約129kg)で、4.4秒で走り、35インチ(約89cm)の腕を持つ選手が、簡単に手に入るものではないということは十分に理解している。その選手を獲得するためにハッチをトレードしたいと思うか? 確かに、トレードの価値もそうだし、契約のことも考える必要がある。それが私たちの将来や、これから契約しようとしている選手に影響を与えるのかもね」
ラスベガス・レイダースのオーナーであるマーク・デイビスはすでに、イースタンミシガン大学出身のマックス・クロスビーと決別するといううわさを否定している。クリーブランド・ブラウンズは選手を手放すモードに入っているかもしれないが、マイルズ・ギャレットは検討対象にすべきではない(ザダリアス・スミスは選択肢となりうる)。シンシナティ・ベンガルズがトレイ・ヘンドリックソン――キャンベルと守備コーディネーター(DC)アーロン・グレンがニューオーリンズ・セインツのスタッフを務めていたときにそこに所属していた――を手放す可能性は低そうだ。また、ニューヨーク・ジェッツがハサン・レディックをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチームにトレードするとなると、さらに多くのコストがかかると言われている。