新型コロナ新変異株「JN.1」とは 専門家「インバウンド戻り注視必要」
大分放送
新型コロナの新たな変異ウイルス「JN.1」の拡大が懸念されています。感染症の注意点について大分大学の西園教授に聞きました。 【写真を見る】新型コロナ新変異株「JN.1」とは 専門家「インバウンド戻り注視必要」 大分県内の新型コロナの感染者数は8週連続で増加。先週から注意報の水準を超え、インフルエンザとの同時流行となっています。 (大分大学医学部微生物学講座・西園晃教授)「同時流行といってもコロナの方に関しては大体通年性の流行になっています。ワクチンを打った人も免疫が落ちるからまたかかるみたいな感じでまだまだ数年続く。なくなるということが見えない」 こうした中、WHOはオミクロン株の派生型「JN.1」を「注目すべき変異ウイルス」に指定。今週、中国の衛生当局が「今後の主流な変異ウイルスになる」という見通しを示すなど世界中で拡大が懸念されています。 (西園教授)「10月と11月のゲノム解析データで1株、40サンプル中に1個だけ出ている。ただ東京ではもう少し割合が多い。インバウンドも戻っているのでそういうところから感染が広がるのかどうかは今後注視しなければならない」 西園教授はJN.1について、感染力は強いものの重症化の懸念はオミクロン株と変わらないとして、メリハリをつけた対応を呼びかけます。 「JN.1は今のところは状況を観察しておくという形で、メリハリをつけた感染予防が必要になってくる」
大分放送