パトレイバー世界文化遺産・姫路城前で交通安全呼びかけ
アニメ「機動警察パトレイバー」の実写映画プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」で使用されている実物大「98式AVイングラム」のデッキアップイベントが15日、兵庫県姫路市本町の家老屋敷跡公園で行われた。長期の改修工事をへて、グランドオープンしたばかりの真っ白な姫路城近くで、白いイングラムがデッキアップという歴史とのコラボに多くの観衆から拍手が巻き起こった。 【動画】姫路城とイングラム「白の競演」。パトレイバーがデッキアップで交通安全も訴え。開催場所地図も
姫路の市民団体呼びかけで急きょ開催
同イベントは、今年5月に全国で公開される「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の公開に合わせ、実際に撮影で使用された98式AVイングラムを全国各地に出張。本番さながらのデッキアップを行うもの。 全国各地で、デッキアップイベントを行っては各地で様々な反響を呼んでいるが、関西では昨年8月に大阪市住之江区の南港ATCで約1週間にわたって行われたほか、京都府の平安神宮前でも行うなどしており、往年のファンから子どもたちまで多くの人気や注目を集めている。 11日には大阪・梅田のグランフロント大阪にある「うめきた広場」で告知なしのデッキアップ。突然のイベントながらも通行人らから驚きの声があふれ、にぎわった。翌12日には神戸市長田区の大正筋商店街で同様のイベントを実施。その様子を見て、姫路の市民団体が関係者らに呼びかけ、急きょ開催が決定したという。
イングラムが交通安全呼びかけ・午後も開催
白亜の天守閣に白いイングラム。この光景を見ようと、平日にもかかわらず多くのファンらが同公園に集まった。同映画は警察が舞台であり、イングラムが警察庁のポスターに度々登場していることなどから、ここでは主催者らが「交通安全のキャンペーン」も展開し、自転車の安全運転などを訴えていた。 神戸市から来たという会社員の男性(40)は「ここんとこネットでイングラムの記事がたくさん載ってたんで、有給休暇とってきました。姫路城と一緒に撮れるなんてないですからねえ。姫路城とイングラムは最高です」と嬉しそうに語っていた。 デッキアップは午後も行われる。開催時間は午後1時、同3時、同6時。デッキアップの状態は約30分。それ以外の時間は、デッキダウンした状態で展示されている。 地図URL:http://map.yahoo.co.jp/maps?lat=34.835323524941266&lon=134.6918460845951&z=17