パリ五輪が閉幕した（サンドニ＝時事）

第33回オリンピックが11日に閉幕した。1900年、1924年に続く3度目の開催となったフランス・パリで、7月26日から17日間の日程で熱戦が繰り広げられた。 【画像】涙があふれた山下美夢有 3大会連続で実施されたゴルフ競技は松山英樹が銅メダルを獲得。日本勢として2021年東京五輪女子の稲見萌寧（銀メダル）に続き、男子ゴルフ界に初めてメダルをもたらした。 日本選手団全体では海外でのオリンピック最多記録を更新する20個の金メダルを獲得し、最多40個で並んだ米国と中国に次ぐ今大会3番目の多さ。銀12個、銅13個を含めた合計45個のメダル総数も海外でのオリンピック最多だった。 閉会式はパリ郊外のメインスタジアム、スタッド・ド・フランスで行われ、日本は陸上の女子やり投げで金メダルに輝いた北口榛花選手、ブレイキン男子の半井重幸選手（ダンサー名SHIGEKIX）が旗手を務めた。 パリのアンヌ・イダルゴ市長から、2028年大会を開催する米カリフォルニア州ロサンゼルスのカレン・バス市長へオリンピック旗の受け渡しも行われた。ロサンゼルス五輪の組織委員会によるショーでは俳優のトム・クルーズさんが屋根の上から登場し、オリンピック旗を受け取ってバイクで走り去った。飛行機に乗り込んでロサンゼルスに向かい、パラシュートでハリウッドに降下する映像も交えて式典を盛り上げた。 ロス五輪のゴルフ競技は、松山が今年2月のPGAツアー「ザ・ジェネシス招待」を制したカリフォルニア州リビエラCCが会場となる。