岡田オーナー付顧問、さっそく藤川球児監督に〝愛の毒ガス〟噴射「秋に紅白戦は意味ない。何を評価すんの?」結局アレコレ…20分独演会
「秋に紅白戦なんか俺は全然意味ないと思う。何を評価すんの? 紅白戦で結果が出たからというても、2月になったら忘れてるよ。今は体ができてるからこの秋の時期は練習できるんよ」と計3度の実戦を取り入れている今回の秋季キャンプに異を唱えたのだった。
この岡田顧問、愛煙家だったはずが体調を崩して以来、1カ月間も禁煙中にしているとか…。くしくも藤川新監督は選手、スタッフに活動中での喫煙を全面禁止にしたばかりだが、「たばこなんか1カ月やめている。一応球児に言うたよ。『俺も禁煙したで』って。イライラもせえへん。全然欲しくならんのよ」と言うのだから変われば変わるものだ。
「自分のチームやねんから、好きにやるのは当たり前」とアレやコレやと言いながらも最後は藤川新監督にエールを送った岡田顧問。今後も選手の指導をするのかの問いに「しないしない。指導料もろうてへんもん。〝口代〟はもろうているけど(笑)」とブラックジョークで返す場面もあった。
球団サイドも岡田顧問には編成面の決定権こそないものの「最大級の功績をたたえて、今後は支援や助言をいただきたい。プロ、アマスカウトにもアドバイスができるようなお仕事も。自由に動いてもらったらいい。解説等の仕事も厳しい評論が持ち味。存分に発揮してもらえばいい」と粟井一夫球団社長。王様級の扱いで協力を求めているが、当然おかしな采配があれば黙っていられる性格ではなく、テレビ、ラジオで容赦なくバッサリ斬りまくるのは間違いない。
散々、岡田顧問の話ばかり書いてきたが、師匠のこの手の言動を知り尽くしている藤川新監督も「岡田監督が作ってくれたのが今の僕なんです。大丈夫、うまくやっていけます!」と自信満々、百も承知でいる。藤川新監督の〝火の玉〟に岡田顧問の〝毒ガス〟が引火して『ドカーン』とならぬよう、この「師弟愛」の行方に注目したい。