「ゴルフは人生の教科書」元賞金女王の上田桃子、第一線を退く意向
「ゴルフは人生の教科書」元賞金女王の上田桃子、第一線を退く意向自身のインスタグラムで今季限りのツアー撤退を表明していた女子ゴルフの上田桃子(38)が7日、伊藤園レディースが8日から行われる千葉県のグレートアイランドCで記者会見に応じ、「これまで精いっぱいやってきたし、次の人生を考えたとき、年齢的にも今かな」と第一線から退く心境を口にした。 ツアー通算17勝(米ツアー資格1勝を含む)、プロ3年目の2007年には賞金女王にも輝いた。08年からは米ツアーにも挑戦するなどトッププロとして活躍したが、国内4大大会のビッグタイトルにはついに手が届かなかった。「メジャー(4大大会)に勝ちたいとずっと思っていたが、日本女子オープン(9月末)が終わったときくらいですかね。また『勝てなかったな』って思って」。プロ20年、4大大会参戦60戦目を「けじめ」とした。 「たくさん失敗しても逃げずにやってきた。ゴルフは人生の教科書です。でもゴルフだけの人生にならないよう、女性として、社会人としてゴルフを生かす人生を送りたい」と笑った。今後の進路は未定で、指導者への道も探るが、「一生、プロゴルファー」として、まずは残り2戦に全力で臨む。(清水満)