戸田一希アナウンサー「高校野球秋の九州大会11年ぶりに沖縄県勢同士の決勝戦です。エナジックが初の優勝か、沖縄尚学が2年ぶりの優勝か秋晴れの下九州の頂点が決まります。」 　大分を舞台に県大会の再戦となった九州大会の決勝戦。11年前は、エナジックの神谷嘉宗監督が率いていた美里工業と比嘉公也監督率いる沖縄尚学が対戦し、4対3で沖縄尚学が勝っています。 　沖縄尚学は1回ウラ、1アウト2塁から、準決勝までの3試合で11打数9安打の3番比嘉大登。レフトオーバーのタイムリーツーベースヒットで沖縄尚学が先制します。 　県大会のリベンジに燃えるエナジックは2回、エース久高颯が左中間へのタイムリーヒットで1点を返すと、続く、9番仲村脩汰 　エナジック　仲村脩汰選手「初球からどんどん振っていこうという気持ちで、常に準備していた自分が決めるという強い気持ちで振り抜けた」 　3連打で同点に追いつきます。 　沖縄尚学は3回から登板した田場典斗(たば てっと)を中心に堅い守りでエナジックにこれ以上の反撃を許さず、一方のエナジックも久高がスライダーを効果的に使い、得点を与えません。3回4回とスコアボードに0が並びます。 　5回、沖縄尚学は相手のミスを誘い、1アウト満塁のチャンスを作ると、先制タイムリーの比嘉大登。2点タイムリーヒット。打率8割越えの比嘉がきょうもチャンスで結果を残し、沖縄尚学が2点を勝ち越します。 　追いかけるエナジック。7回、2アウト2塁から、イーマン琉海。ヒットで1・3塁にチャンスを広げると、ここで沖縄尚学は3番手の大城諄來（じゅらい）にスイッチ。 　沖縄尚学　大城諄來選手「ピンチからの登板だったので強い気持ちを持って投げることを意識した」 　サードゴロに打ち取り、無失点に抑えます。 　終盤にさらに2点を加えた沖縄尚学は9回、1年生エース末吉良丞が締め、2年ぶりの優勝を果たしました。 　沖縄尚学は20日に開幕する明治神宮大会に出場します。