最も稼いでいるのは? 欧州日本人、最新年俸ランキング8位。世界最高リーグで賛否!? 4億受け取る24歳
かつて、日本人選手の海外挑戦はそれ自体がある種のステータスとなっていた節もあった。だが、時代が移り変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価を得られず、「どれほどの活躍ができているか」が最も重視されるようになっている。そこで今回は、評価基準の一つとして、欧州日本人選手の最新年俸をランキング形式で紹介する。※推定年俸は『Capology』を、成績は『transfermarkt』を参照。
8位:菅原由勢(すがわら・ゆきなり) 生年月日:2000年6月28日 所属クラブ:サウサンプトン(イングランド) 推定年俸:250万ユーロ(約4億円) 24/25リーグ戦成績:9試合1得点1アシスト プレミアリーグ(イングランド1部リーグ)では、吉田麻也や冨安健洋といった選手たちが日本人DFの歴史を築いてきた。その流れに続こうと現在奮闘しているのが菅原由勢であり、推定年俸250万ユーロ(約4億円)で欧州日本人選手の最新年俸ランキング8位に食い込んでいる。 オランダ時代、AZの攻撃的右サイドバック(SB)として確固たる地位を築いた菅原は、今夏にサウサンプトンへ完全移籍。満を持して“世界最高峰リーグ”の扉を叩いた。 現在、リーグ戦では9試合に出場して1得点1アシスト。現地時間8月31日に行われたブレントフォード戦(● 1-3)でプレミア初ゴールを決めると、同9月14日に行われた第4節のマンチェスター・ユナイテッド戦(● 0-3)では、試合後にイギリスメディア『90min』から10点満点中7点とチーム最高タイの評価を受け、「一度ボールを持つと冒険的なプレーを見せ、終始積極的だった。創造性を発揮できる選手だ」と称賛された。 ただし、そこは毎試合ハイレベルな戦いが繰り広げられるプレミアリーグ。早速辛酸を嘗める場面も訪れている。現地時間10月5日の第7節・アーセナル戦(● 1-3)では失点に関与。マンチェスター・U戦で高い評価を受けた『90min』から両チーム最低となる3点の評価を下されている。 とはいえ、菅原のサウサンプトンでの冒険は始まったばかり。降格圏の19位に沈むチームを浮上させるような活躍を見せられれば、プレミアリーグにおける日本人DFの存在感はさらに増すことになる。
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