魔法のレストランR「あなたの知らない桂米朝の真実」放送
弟子も知らない師匠の知られざる姿とは──。MBS毎日放送のテレビ番組「水野真紀の魔法のレストランR」(毎週月曜午後7時~)は17日、今年3月に亡くなった人間国宝、桂米朝さん(享年89)の特集「あなたの知らない桂米朝の真実」を放送する。弟子で長男の米団治らも登場し、米朝さんの思い出の味や「介護日誌」が公開される。
米朝さんは、料理せずも「すき焼き」だけは仕切る
同局担当者によると、17日が米朝さんが亡くなってから150日にあたることから、知られざる米朝さんの顔を紹介するという。番組には桂ざこばや孫弟子の桂南光も登場し、米朝さんの真実に迫る。 ざこばらは、米朝さんが愛した寿司店やスペインバルなどを訪れ、師匠である米朝さんの思い出を語る。また、兵庫県尼崎市武庫之荘の米朝さん宅を訪れ、米朝さんの食を語る上で欠かせなかった食べ物「すき焼き」についても迫る。 米朝さんは、料理は一切しなかったが、すき焼きだけは他の人に仕切らせず、弟子を囲んで特製すき焼きを作っていたという。
初めて公開される「米朝さん介護日誌」
また、米朝さんが最後に落語を披露した2007年から家族らによって書かれた48冊にもおよぶ「米朝さん介護日誌」も公開される。亡くなる直前まで書かれた日誌をめくり、番組で初めて明かされる真実も明かされる。米団治はインタビューで米朝さんの「あまのじゃくエピソード」を披露する。 2014年に亡くなった妻の絹子さんが病気になった時、米朝さんが天満宮に1人でお参りしていたというエピソードも紹介される予定。