ロッテ・佐々木朗希に求められる〝独り立ち〟カード頭の「火曜登板」で今季初黒星 初戦の先発は長いイニングが至上命題
ロッテ・佐々木朗希投手(22)が球団通算1万試合目となる23日のソフトバンク戦(ZOZO)で先発。7回5安打3失点(自責2)で今季初黒星を喫した。 最速161キロをマークして3回まで無安打投球を続けたが、4回に甘く入ったフォークを近藤に逆方向に打ち返されて先制を許すと、さらに味方の失策も絡み計2失点。7回にも開幕前に支配下登録された川村の通算2安打目で痛い追加点を奪われ、「流れを持って来られる投球ができなかった」と反省を口にした。 開幕から日曜を任され3試合続けて中6日で先発してきたが、ローテーション再編を受けて中8日、カード頭の火曜に回った。 昨季も登板15試合のうち、救援陣をつぎ込みやすい日曜が6試合で火曜は1試合のみ。6連戦の初戦の先発は長いイニングを投げることが至上命題で、吉井監督も「特別どうのこうのはないが、できるだけ先発投手がマウンドにいるのは当たり前のこと」とさらなる独り立ちを求める。 首位を走るソフトバンクを止められず、「次の対戦でやり返したい」と雪辱を誓った佐々木。切望するメジャー雄飛を前に、日本ではもうやることがなくなったと胸を張れるくらいの無双ぶりを見せつけるうえで、格好の役割を拝命した。 (山戸英州) ロッテ通算1万試合 ロッテはプロ野球8球団目の通算1万試合を達成も白星で飾れず。1試合目は毎日時代の1950年3月11日の西鉄(現西武)戦(西宮)で9―1と快勝している。通算成績は4812勝4788敗400分け。