永野芽郁主演のSPドラマ制作 芳根京子、萩原利久、江口のりこ、稲垣吾郎が参加
永野芽郁が主演を務めるテレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「晴れたらいいね」の制作が発表。同作は、1月10日0時よりPrime Video(プライムビデオ)で世界見放題独占配信される。 【画像】ドラマスペシャル「晴れたらいいね」出演者たち 藤岡陽子による同名小説をもとに、岡田惠和が脚本を手がけた本作。仕事への活力を失った看護師の高橋紗穂は、かつて名誉婦長だった寝たきりの入院患者・雪野サエに悩みを吐露していた。次の瞬間、巨大地震が発生。意識を失った紗穂は、若きサエの姿で戦時中である1945年のフィリピンにタイムスリップしてしまう。劇中歌はDREAMS COME TRUEの楽曲「晴れたらいいね」。深川栄洋が監督を務めた。 紗穂役の永野のほか、芳根京子がサエの親友で陸軍看護婦の藤原美津役、萩原利久が紗穂と次第に心を通わせる一等兵の今井章一朗役で出演。さらに、江口のりこが野戦病院の看護婦長・菅野富貴子、稲垣吾郎が軍医・佐治誠に扮した。永野は「台本を読んだ際、『面白い!』とお伝えするのが良いのかはわかりませんが、物語の中でタイムスリップするファンタジー要素もあり、純粋に面白く引き込まれていきました」とつづっている。藤岡、岡田、キャスト陣によるコメントは以下の通り。 ■ 藤岡陽子 コメント 「晴れたらいいね」は現代の看護師が1944年(※)のフィリピン・マニラにタイムスリップし、従軍看護婦として戦火を生き抜く物語です。 荒唐無稽な設定ではありますが、原作は史実に基づいて執筆しました。 今回、原作が映像化されると聞いたときは、資料でしか知らなかった従軍看護婦たちに会えるのだと思い、とても幸せな気持ちになりました。 青春のまっただ中で戦争に直面した彼女たちを、俳優のみなさんがどのように演じてくださるのか。 戦争という絶望の中にどのような光を灯してくださるのか。いまから楽しみにしています。 ※ドラマでは1945年の時間設定に変更 ■ 岡田惠和 コメント 青い空に凛々しい従軍看護婦の制服姿の女性の絵、「晴れたらいいね」のタイトル。そんな表紙の藤岡陽子さんの本を手にとってから、少し時間がたちました。 戦時中の話にドリカムさんの曲がタイトル?と思い、その答えを読みながら理解したときの感動は忘れられません。 戦時中のフィリピンに、現代から時をこえてやってきた主人公から知った現代の曲「晴れたらいいね」が、女性たちによって歌われる。想像するだけで素敵なシーンでした。脚本、書きたいなと思いました。 やっとお届けすることができます。永野さん、芳根さん、萩原さん、江口さん、稲垣さんはじめ、最強のキャストです。胸をはってお届けできる作品になったと思っております。俳優さんたちが本当に素敵で、輝いています。 何度も泣いて、何度も笑って、また何度も泣きました。難しい、辛いばかりの物語ではありません。 あまり構えずに御覧いただきたいと思います。 素敵な俳優さんたちによって描きだされた、あの時代を生きてこられた方々の人生に、思いを馳せるきっかけになればと、祈っております。 ■ 永野芽郁 コメント 台本を読んだ際、「面白い!」とお伝えするのが良いのかはわかりませんが、物語の中でタイムスリップするファンタジー要素もあり、純粋に面白く引き込まれていきました。 今をなんとなく過ごし、看護師として仕事に追われる日々の中で突然タイムスリップし、慣れない出来事に戸惑いつつも、与えられた職務を全うし忍耐強く生きる周りの人達に感化され少しずつ自分の生活を考え直していく、という彼女の心の変化や、周りの人達との関係性に注目していただきたいです。 ■ 芳根京子 コメント 最初にお話を伺ったときに、とても難しい役をいただいたと思いました。そして、挑戦したいという気持ちが湧き上がると同時に、永野芽郁さんが演じる紗穂を全力で支えたいという思いが強くなりました。 私が演じる美津は、サエの親友であり、紗穂がタイムスリップした先で出会う女の子です。紗穂との出会いを通じて美津にも新しい風が吹き込みます。彼女の健気に踏ん張る姿を温かく見守っていただければ嬉しいです。 今回、この作品がPrime Videoで配信されるということでドキドキしていますが、お好きなタイミングで楽しんでいただけたら嬉しいです。 ■ 萩原利久 コメント 戦時中の話は史実であったとしても、自分たちには想像でしか分からないし、価値観など様々なものが今と全然違うと思います。この作品は現代からその時代を見るという視点があるので、その時代のことを全く知らない人でも現代からの目線で考えるきっかけになると思います。そういった視点的な意味で、いつもと違った考え方を得ることができたと思います。 自分は現代とは全く違う価値観の中で葛藤している青年を演じました。彼が持っている怒りや悔しさなどは、現代の人からすると理解するのが難しい部分もあるかもしれません。ただ、すごくエネルギーがあって、一生懸命その時代を生きているという点に注目してほしいです。 取り扱っているテーマだけを見ると、気軽に見てくださいと言えるものではないかも知れませんが、現代からの視点でもその当時のことを見ることができるドラマなので、構えすぎずに見ていただけると嬉しいです。 ■ 江口のりこ コメント はじめて台本を読んだとき、とても複雑な設定だけど、登場人物それぞれの想いや気持ちがまっすぐに伝わってくる気持ちの良い綺麗な物語だと思いました。私の演じる菅野富貴子は、厳しい看護婦長の役ですが、実は面白いことが好きな人。ドラマで垣間見えるチャーミングな一面も楽しんでもらえたらと思います。撮影は夏だったので、深川監督のもとで、みんなで力を出し合って撮影したのがとても懐かしく感じます。どのようなドラマになっているのか私自身とても楽しみです。ぜひご覧になってください。 ■ 稲垣吾郎 コメント 夏の短い間の撮影でしたが、山の中、野戦病院のセットなど様々な場所で撮影して、自分まで 1945年にタイプスリップしたような気持ちで佐治を演じました。 僕が演じた佐治は、温和な性格の軍医で、タイムスリップしてきた主人公に何か感じるところがありつつも、温かく見守る役どころです。厳格な性格の(江口演じる)菅野とはどちらかというと正反対の性格で、そういった個性豊かな登場人物たちにも注目してほしいですし、戦時中の辛く苦しい状況で、登場人物たちがどのように生き抜き、どういった結末を迎えるのか、見届けていただければと思います。 (c)テレビ東京