ゴミ屋敷で4年も、小1息子と住むシングルマザー→意を決して「お片付け」 業者のビフォーアフターで、息子から感嘆の声!
「4年前からストレスでゴミ屋敷になってしまったシングルマザーのお客様 子どものためにしっかりしないとという意識が強い分、自分を責めてしまい、次第に抑うつ状態に… 苦しくて悔しくてどうしようもない どうしたらいいのかもわからない お母さんの人生のリスタート」 【ビフォーアフター写真】足の踏み場もなかったダイニングが、こんなキレイに! 家の片付けや不用品回収などの業務を営む【スッキリン】お片付けさん(@sukkirin_okataduke)がInstagramに投稿した動画に大きな反響が寄せられています。 使用後のおむつが部屋いっぱいに積み上げられている様子からスタートし、食べ物の空き袋、空き箱、ゴミが入っているナイロン袋、ペットボトルの山で全く隙間のないリビングが映され、台所のシンクやその周りもゴミであふれかえっています。お風呂場も同様、洗濯機は使える状態になく、清潔な生活ができる環境ではありません。 「子どもが小学生に上がるタイミングで、ベッドや勉強机を用意してあげたいなと思ったけど、できないっていうことにすごく悔しくなってしまって…」と話すお母さん。 そこでまったく足の踏み場がなかった状態からスタッフさんがテキパキと清掃。作業終了後、部屋に入ったお子さんからは「え…えっ…!!すげぇ!!」と感嘆の声が上がりました。 今回の依頼者はシングルマザー。お子さんと3LDKの家に住んでおり、ゴミが溜まっていった最初のきっかけは、4年前の職場でのパワハラだったそう。 清掃を担当した株式会社スッキリン(兵庫県西宮市)の代表取締役である西岡巧貴さんと、同社で現場責任者兼YouTuberとして活躍される池上さんに、依頼主や清掃についてお話をお聞きしました。
「子どもに手料理をつくりたいのに」できない自分
「今回の依頼者は、『私がしっかりしないと…』という責任感や意識の強さを持ちながらも、職場でも家庭でも気が休まる暇がなく、疲弊し続けていったそうです。そんな中、緊急事態宣言が発出され、一気にネガティブな感情になったとお伺いしました」と池上さん。 感染防止のために親子で家に閉じこもり、「子どものために…」と思いながらも「ちゃんとできない自分」を責め続けた結果、抑うつ状態となり、次第に片付けや洗濯など身の回りのことができなくなってしまい、ゴミに埋もれる生活に。 苦しくて悔しくてどうしたらいいのかもわからなかったそうですが、「子どもに手料理をつくりたい」「勉強机を買ってあげたい」という思いと、「ご近所にバレないようにコソコソ生活させてしまっていた」お子さんのために、勇気を出してSOSを出されたとのこと。そして「同じように悩んでいる人に何か伝わることがあるなら」と、撮影に協力してくれたそうです。