今日7日は「立秋」 秋は程遠い猛烈な暑さの所も お盆の帰省ラッシュ時も猛暑に警戒
お盆の帰省ラッシュも40℃に迫る危険な暑さ
今週末からお盆休みに入る方が多いかもしれません。明日8日以降も東海から九州にかけては35℃以上の猛暑日が続きます。来週初め頃まで名古屋市、大阪市は38℃や39℃という40℃に迫る危険な暑さが長続きする見込みです。福岡市も36℃前後の体温並みの猛暑が続くでしょう。 東京都心は35℃近い日が多く、12日頃にかけて気温も湿度もかなり高い状態が続きそうです。 お盆の帰省ラッシュに長時間車で移動される方が多いタイミングで危険な暑さが続きます。暑さ対策グッズを十分に準備をして行動するようにしてください。
車内温度が高い時の、効率的な下げ方
晴れて気温が35℃に達する日に屋外駐車場で実施した実験では、エアコン停止からわずか15分で暑さ指数(WBGT熱中症指数ともいう)が31以上の「危険」ランクに達しました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより) 特に、乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることもあります。寝ているからという理由で車内に子どもを残すことは大変危険です。同様に高齢者も体温調節機能が低下しているため、注意が必要です。 車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。 上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子
