株価への影響もチェック!この春に株主優待を新設や拡充した企業は?
クスリのアオキホールディングス
3 月 19 日にクスリのアオキホールディングス(3549)が株主優待制度の拡充を発表。現行(2023 年 5 月 20 日基準日までの株主優待)では、最低保有株数が300 株以上1500株未満で、株主優待カード(グループ店舗での買い物金額から5%割引き)または地方名産品(2000 円相当)がもらえるという内容でした。 変更後は、最低保有株式数100 株以上300株未満で株主優待カード(グループ店舗での買い物金額から3%割引き)、Aoca ギフトカード(2000 円分)、Visa ギフトカード(1500 円分)、地方名産品(2000 円相当)の中から一つを選べるという内容に。100株から優待がもらえるようになったのは嬉しいポイントなのでは。ただ、株価には今のところあまり影響がないようです。
デュアルタップ
4月8日に優待新設を発表したデュアルタップ(3469)は、発表により株価が大きく動きました。QUOカード4000円分を贈呈する優待(6月優待)が発表され、前日終値413円での優待利回りは9.7%、配当も約3%出ているため総合利回りはなんと12.7%。株価も連日ストップ高となり躍進しました。
ホームポジション
4月10日には、静岡を中心とした不動産会社のホームポジション(2999)が1000株(10単元)以上保有の株主を対象に、クオカード2万円分を贈呈する優待 (8月優待)実施を発表、ストップ高をつけました。ただ、リリースには優待“新設”でなく優待“実施”と書かれているので、2025年8月以降も継続して実施するかは不明です。業績は、上期は営業赤字になっているので注視していきたいところです。
G-FACTORY
4月11日に優待再開を発表したG-FACTORY(3474)も大きく株価が動きました。その内容が「100株以上を保有する株主に『自社グループの国内直営店舗及び国内ライセンス店舗の食事券』3000円相当を贈呈」(12月優待)とのことで、その時点での株価が335円で、なんと優待利回りが8.96%だったからです。夜間はストップ高買い気配となりました。その後の推移はチャートを大きく上昇しています。