93歳のウェディングドレスデザイナー、桂由美の半生がドラマに。日本の花嫁にドレスという選択肢を!『はれのひ シンデレラ』
ウェディングドレスデザイナー桂由美の半生を高梨臨の主演でドラマ化した『はれのひ シンデレラ ウェディングドレスを日本へ!ある女性の挑戦』が、2024年2月24日に放送されます。 * * * * * * * ◆桂由美の山あり谷ありな人生をドラマ化 日本のウェディングドレスデザイナーの草分けとして知られる桂由美。『はれのひ シンデレラ』は、現在93歳の彼女の半生をたどったスペシャルテレビドラマです。 約60年前、日本の結婚式でウェディングドレスを着る花嫁は全体の3%だったそう。婚礼の際の衣装は和装が当たり前で、ウェディングドレスそのものが非常に珍しかった時代、桂由美は実業家として、変革者として、ウェディングドレスの普及に努めました。 1964年には赤坂に日本初のウェディングドレス専門店をオープン。しかし、着物業界からの嫌がらせや注文キャンセルといったトラブルや、難航する素材集めなど、そこには苦難の連続が待ち受けていました。 赤字続きで社員に給料を渡すのが精一杯、10年間ほぼ無休だったという桂由美。しかし苦闘を続ける中で、逆境を跳ね返すきっかけとなったのが、奇跡の一着"ユミライン"でした。『はれのひ シンデレラ』では、この山あり谷ありのストーリーをドラマでたどります。 ドラマ化にあたっては、劇中で使用するドレスや衣装の監修を桂由美本人が完全協力。公開されたメインビジュアルでも、主演の高梨臨と並んで桂由美本人の姿が見えます。 また、メインビジュアルの公開に合わせて、高梨臨からのインタビューコメントも届いています。
◆主演・高梨臨 インタビューコメント Q:ドラマ「はれのひ シンデレラ」のオファーがあった際の心境は? 桂由美さんについては、もちろん第一線で活躍されているウェディングドレスのデザイナーさんで、トレードマークのターバンをされている方だいうことは知っていたのですが、でも、それくらいしか知りませんでした。ですので、お話を頂いて、どういった人生を歩んでこられたのかとても興味を惹かれました。そして、今もご活躍されている方でもあるので、「ご本人がご覧になる!」「私がやって、『こんなんじゃない!』と思われたらヤダな」、というドキドキと責任も感じました。どうしようかな? できるかな? と不安な気持ちもあったのですが、台本を読ませていただいたら、凄く素敵なお話で、この本だったら演じてみたい! 挑戦してみたい! と思いました。桂さんが、こんなに面白く、素敵な人生を歩んでいるんだ、というのがシンプルに楽しかったです。 Q:さきほど桂由美さんご本人と初めて会われたわけですが、印象はどうでしたか? 台本を読んでいる中で、なんとなく想像はしていましたが、今日いらっしゃって、初めてお姿を見たときは、あまりのオーラに固まってしまいました 笑 。ただ、お話をさせていただくと、とても優しくて、温かくいろんなお話をしていただきました。先生から「握手しましょ」と言ってくださったのも、私のこともすごく考えて、緊張しないようにしてくださっているんだなと。思いやりのある、人を喜ばせる仕事をずっとやってきた方だから出せる気遣いも伝わってきて、さすがだなと感じました。 Q:まだ撮影は始まっていませんが、視聴者の方へメッセージをお願いします。 おそらく私くらいの世代は、先生の今のお姿は知っていても、若い頃のことはほとんど知らないと思います。仕事に恋をして、情熱を燃やして、日本のブライダルを変えてこられた、その情熱について、自分もとても心を打たれました。皆さんにも、その先生の情熱を伝えられるように取り組んでいきたいです。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。 ドラマ『はれのひ シンデレラ』の放送情報は以下のとおり。 ◆タイトル 「 はれのひ シンデレラ ウェディングドレスを日本へ!ある女性の挑戦 」 ◆放送日時 2024年2月24日(土)午後3時30分~午後4時55分 読売テレビ・日本テレビ系 全国ネット ◆脚本 佐々木貴博 ◆演出 平野玲二(ytv Nextry) ◆番組公式サイト 公式HP https://www.ytv.co.jp/harenohicinderella/https://www.ytv.co.jp/harenohicinderella/
「婦人公論.jp」編集部
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