【とっておきメモ】DeNA石田裕太郎初勝利を巨人西舘勇陽も喜ぶ、中大時代ミスド20個爆食した仲
<とっておきメモ> <日本生命セ・パ交流戦:DeNA8-5ソフトバンク>◇9日◇横浜 生粋の「ハマっ子」が、スタンドから夢見た瞬間を実現させた。DeNAドラフト5位ルーキーの石田裕太郎投手(22)が「日本生命セ・パ交流戦」でプロ初登板初先発し、初勝利を飾った。パ・リーグ首位を独走するソフトバンク打線を相手に、5回を1失点の好投。幼少期からベイスターズの大ファンで、憧れだった筒香、中大の先輩だった牧からアベックアーチの援護も受け、チームの連敗を4で止めた。 ◇ ◇ ◇ 横浜スタジアムから約35キロ離れた東京ドームにも、DeNA石田裕の初勝利を自分のことのように喜ぶ人がいた。巨人ドラフト1位西舘勇陽だった。 2人は中大の同学年であり、スイーツ男子としてもつながる。ある夏の日。「ミスタードーナツ」に足を運んだ。1時間1800円の食べ放題で爆食。西舘は「僕は20個くらい食べました。(石田)裕太郎も20個近く食べていたと思います」。甘いドーナツを、同級生や後輩と競うように時間いっぱい口に詰め込んだ。 先にプロの世界で結果を出したのは西舘だった。石田裕は言う。「一番の刺激になってます。先発と中継ぎで立ち位置は違いますけど、やっぱり早く追いついて、追い越したい」。また切磋琢磨(せっさたくま)しながら、甘い白星の“おかわり”を続けていく。【上田悠太】