カイリー・ジェンナー 氏のファッションブランド、カイは40億ドルのスキムズに続くことができるか?
カーダシアン&ジェンナー一族のビジネスベンチャーは現在までその多くが成功している。数十億ドルの価値を達成したスキムズ(Skims)と成長中のグッドアメリカン(Good American)のあいだで、一族はファッション界でさまざまな成功を収めてきた。それは、部分的には、両ブランドを共同設立した連続起業家のエマ・グレーデ氏とイェンス・グレーデ氏夫妻とのパートナーシップのおかげである。
カイに関与するグレーデ夫妻の存在
現在、グレーデ夫妻はカイリー・ジェンナー氏のファッションブランド、カイ(Khy)のローンチで再び魔法を起こそうとしている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、グレーデ夫妻が11月1日に初のドロップをローンチしたカイに関与していることを確認している。 フレイム(Frame)やトム・ブレイディ氏が設立したブレイディ(Brady)など、カーダシアン氏以外のブランドも手がけているグレーデ夫妻は、抱えているブランドで一連の成功を収めている。設立11年目のフレイムは、2019年から2022年にかけて収益がほぼ50%増加。グッドアメリカンは昨年の時点で収益が約2億ドル(約299億円)に達した。そして、夫妻のポートフォリオの中で間違いなく最大の成功を収めているスキムズ(Skims)の価値は40億ドル(約5975億円)で、近いうちに上場する可能性もある。
カイが抱える問題
しかし、カイは、グレーデ夫妻の支援と超有名セレブの存在があるにもかかわらず、すでにいくつかの困難に直面している。最初のコレクションが実際に発表される前に、イージー(Yeezy)のデザイナーで元ビジュアルディレクターのベッツィ・ジョンソン氏は、自分のデザインがカイのためにジェンナー氏から盗まれたと公に非難している。ジョンソン氏は、カイが同じような製品を発表する数カ月前に、ジェンナー氏とそのチームに自分のラベル製品の画像とコンセプトを送ったと主張している。 カイはまた、製品の外見と価格に関してソーシャルメディア全体で批判を受けている。カイの製品は大勢からシーイン(Shein)やAmazonが扱っている他ブランドらのファストファッション製品と比較されて、不評を買っている。この記事のためにカイの担当者にコメントを求めたが、返事はなかった。