旧統一教会のおはら祭参加拒否 撤回求める教団側の審査請求を却下 鹿児島市「行政庁の処分ではない」
おはら祭振興会(会長・下鶴隆央鹿児島市長)が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)鹿児島家庭教会の踊り連参加を拒否し、教団側が行政不服審査法に基づき行った審査請求について、同市は「請求対象となる『行政庁の処分』ではない」と却下した。教団側が31日、明らかにした。 おはら祭への参加拒否は「憲法違反で明らかに不当」 旧統一教会、振興会決定の撤回求め鹿児島市に不服審査請求
市の裁決は30日付。却下の理由として「参加拒否は振興会が行ったものであり、地方公共団体たる鹿児島市が行ったものではない」「民間における契約の申し込みを拒否することと同様の行為に過ぎない」などとした。 教団側は法の下の平等や政教分離の観点から、参加拒否は憲法違反だと主張し、拒否理由の公表も求めていた。
南日本新聞 | 鹿児島