アストンマーティンの新型「ヴァンテージ」に見る、振り切ったオトコらしさの魅力とは?
Web LEON編集者が東奔西走し、集めまくった注目のモノ・コトから選りすぐった最高にオススメの逸品のみをご紹介する新連載「コレモテ!」がスタート! 第三弾となる、アストンマーティンの新型「ヴァンテージ」の魅力を副編集長・伊藤が思う存分、お届けいたします。 コレモテ!
アストン・マーティンの新型ヴァンテージ/オトコもクルマも、どっちつかずじゃモテませんから
スポーツカーがスポーツカーたるゆえん、って何でしょうね。もちろんデザインが格好いいからとか、スペックがエラいことになっているとか、その判断基準は人それぞれ。でもクルマって、大人のオトコにとっては世間に対する意思表明のひとつ、でもあると思うんです。「自分はこうありたい」「こういう人物として見られたい」とか。私、伊藤もそうでして、一応Web LEONのクルマ担当なる役目を仰せつかっており、そのあたりの男心は理解しているつもりです。
よってクルマもプライベートも「いい人ね」と言われるのがいちばん口惜しい。なぜなら相手の興味という指針の箸にも棒にもかかっていないわけで。だったら心に深く刻まれるようなクルマ選びをしたい、と考えていたところひさびさに胸を射止める一台が登場しました。そうです、それこそがアストンマーティンの新型ヴァンテージ。グラマラスなルックスからして官能的ですが、潔いのは走行モード。新型ヴァンテージにはエコとコンフォートは存在しません。エンジンかけたら、スポーツからスタート。この振り切った姿勢こそがライバルを寄せつけない、孤高の存在としての価値を高めています。 いいじゃないですか、エクスタシー。気持ちいいじゃないですか、スポーティ。どっちつかずの中途半端な存在より、私は新型ヴァンテージのようなオトコになりたい。そう思わずにはいられない、オトコのロマンがこのクルマには凝縮されているのです。
どんなクルマ?
665PSとなったスペックは、先代モデルより30%もパワーが向上。4リッターV8ツインターボエンジンに、さらなる高みへと進化したハンドリングや一体感といった、マニアックな部分にばかり注目されがちですが、新型ヴァンテージは、パワーとスリル、ルックスの良さが融合していることにあります。有無を言わさぬ格好よさが備わっているため、下手な説明をするほうが野暮というもの。つまらない御託を並べるよりも、まずはスタートボタンをプッシュしてみてください。ジェントルなビーストの咆哮があなたのハートを射抜きますから。