犬が遠吠えする理由と心理 やめさせる対策とは
犬のなかには救急車や消防車、パトカーなどのサイレン、時報や学校のチャイム、地域の町内放送などに反応して遠吠えをするコもいれば、遠吠えを全くしないコもいます。 【写真】遠吠えする柴犬たち では、遠吠えをする犬は誰に何を伝えようとして鳴いているのでしょうか? 「犬が遠吠えをする理由と対策」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。
犬の遠吠えはどんな鳴き方をする?
犬の遠吠えは、首を上げて長く伸ばすような「ワォーン」という鳴き声のことをいいます。 犬種や個体によって多少の違いはありますが、基本的には共通していて遠くまで届くような響く声で鳴きます。
犬が遠吠えをする理由は?
犬が遠吠えをする主な理由は、 仲間とのコミュニケーション 縄張りの主張 不安やストレスの発散 などが挙げられますが、これは犬の祖先であるオオカミから受け継いだ本能的な行動ともいわれています。
犬は誰に何を伝えようとして遠吠えをしているの?
犬が「遠吠えをする」という行動は、他の犬や飼い主に対して伝えようとするもので、 自分の居場所や状況を伝える 寂しさや不安を訴える 縄張りを主張する などの意味があると考えられています。
遠吠えしやすい犬種と鳴き始めるきっかけは?
犬の遠吠えは、シベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュートなどの原種に近い犬種やビーグルなどの狩猟犬にみられやすいといわれています。 犬の遠吠えが起こりやすい状況としては、留守番中であったり、救急車などの緊急自動車や他の犬が近くを通りかかったときなどが考えられます。
犬の遠吠えをやめさせたいときの対策
犬の遠吠えをやめさせたい場合、まずそのコがどのタイミングで鳴き始めるのか、遠吠えが起きやすいかの原因を特定することが大切です。 その上で愛犬と一緒に遊んだりコミュニケーションの時間を意識的にとることで、犬の気を紛らわせるようにすることも遠吠え対策として有効です。 ただし、飼い主さん個人で解決することにこだわらず、必要に応じて早めに専門家に相談することをおすすめします。 犬は人のように言葉を話すことはできませんが、行動やボディランゲージ、鳴き声、表情などからたくさんのことを伝えようとしています。参考にしてくださいね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室