楽天に見る軸の選手の重要さ【立浪和義の超野球論】
打線の軸は浅村
開幕8連勝の涌井/写真=山口高明
パ・リーグはロッテが台風の目となり、ソフトバンクを一度は首位から引きずり降ろしました。ただ、ソフトバンクはキューバ勢のデスパイネ選手、グラシアル選手がようやく帰ってきましたし、柳田悠岐選手が相変わらず絶好調です。とにかく選手層の厚いチームですから、このままで終わるとは思えません。ロッテも、ここまで来ると決して勢いだけ、というわけではありませんし、パの首位争いはまだまだ混とんとしていきそうです。 この2チームと3強を形成しているのが、楽天です。オフに行った大型補強が、ずばりはまっています。 楽天を見ていて感じるのは投打の軸となる選手の存在の大切さです。打線であれば、完全固定しない中で、三木肇監督が、さまざまな選手をうまく使っていることは確かなのですが、それも軸になる選手がいてこそです。私はやはり浅村栄斗選手が四番にどっかり座っていることが、ここまでの打線の好調さの大きな要因だと思います。 彼は決して打率は高くありませんが、・・・
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週刊ベースボール