大出世! 冬の海外移籍で大成功した日本人選手5人。欧州で躍動!ステップアップのキッカケを掴んだ者たち
2024年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。春秋制のJリーグからすると、夏より冬の方が補強面で動きやすいこともあり、これまで多くの日本人選手が冬の移籍市場で海外移籍を果たしている。今回は、冬の海外移籍で成功を収めた5人の日本人選手を厳選して紹介する。※移籍金や移籍日はtransfermarktを参照
FW:大迫勇也(おおさこ・ゆうや) 生年月日:1990年5月18日 移籍先:鹿島アントラーズ→1860ミュンヘン(ドイツ) 移籍日:2014年1月6日 移籍金:50万ユーロ(約7000万円) 鹿児島城西高校時代から大注目の存在だった大迫勇也は、若くして名門鹿島アントラーズのレギュラーに定着した。2013シーズンにはJリーグでキャリアハイの19ゴールを記録し、同年7月には日本代表デビューを果たすなど飛躍のシーズンとなった。 その勢いのまま14年冬に欧州移籍を決断。当時ドイツ2部リーグに所属していた1860ミュンヘンに加入すると、15試合で6得点3アシストという好成績を残し、シーズン終了後に行われたブラジルワールドカップの日本代表メンバーにも選出された。 本大会直前には1860ミュンヘンなど他クラブとの昇格争いを制してブンデスリーガ復帰を勝ち取ったケルンへの完全移籍が発表された。わずか半年でブンデスリーガのクラブにステップアップすることに成功したと同時に、自身初のワールドカップメンバー入りを果たしたことを踏まえると、14年冬の1860ミュンヘンへの移籍は大成功だったと言える。 2018年5月には2部に降格したケルンからブレーメンへ移籍。3シーズン過ごしたのち、2021年8月にヴィッセル神戸に加入となり、7年半ぶりのJリーグ復帰となった。そして、2023シーズンはチームの中心として活躍し、自身初のMVP、得点王、ベストイレブンと個人3冠の大活躍で、神戸をJ1初優勝に導いた。