【衆院選】女性候補がゼロ 長野県内の選挙区 現行制度になってから初 女性地方議員らの団体が懸念「変えないと多様な意見が通らない」
今回の衆院選では長野県内の小選挙区に女性は1人も立候補していません。女性地方議員や市民有志でつくる団体は18日、会見の中で「女性が出にくい環境が続いている。多様な意見が通りづらくなってしまう」と懸念を示しました。 ヤマを動かそう!信州・荒井由美さん: 「私たちが感じる差別に対してひとつずつ取り組んでいかなくちゃいけないなと」 県内の女性地方議員や市民有志でつくる団体「ヤマを動かそう!信州」。ジェンダー平等に向け活動しています。 ただ、今回の衆院選では… ヤマを動かそう!信州・今井梨沙さん: 「女性が(選挙に)出やすい環境でないんじゃないかなと感じている」 県内5つの小選挙区には13人が立候補しましたが、女性候補はゼロ。1996年の小選挙区制導入以降初めてです。準備期間が短く、組織がなければ立候補は難しい状況だったとも言われています。
18日の会見で団体は… ヤマを動かそう!信州・磯野仁美さん: 「こういう状況を変えていかないと、多様な意見が通らないなと」 ヤマを動かそう!信州・松井雪子さん: 「女性の候補者がいないということはとても残念。選択的夫婦別姓についての見解は候補者に聞いてみたい」 団体は今後もジェンダー平等を自治体や国に働き掛けたいとしています。
長野放送