日本相撲協会「能登半島地震復興支援・勧進大相撲」での売り上げ金など義援金2733万円を石川県に寄付
日本相撲協会は1日、4月16日に開いた「能登半島地震復興支援・勧進大相撲」での入場料金全額やグッズの売上金など2733万8699円を能登半島地震で被害を受けた石川県に寄付すると発表した。 石川県出身の大鳴戸親方(元大関・出島)、竹縄親方(元関脇・栃乃洋)が7日に石川県庁を表敬訪問し、馳浩県知事に渡す予定。内訳は入場料金全額が2523万5955円、売店売上の一部が124万7026円、館内募金全額が85万5718円だった。 「勧進」とは、寺院や神社などの建立、修繕、または橋の架け替え、道路の新設・修理など公共事業の資金を募ることで、平安時代末期頃から行わてきた。当初は寄付を募る形式だったが、後には踊りや曲芸などの芸能を見せて観客から見物料を得る勧進興行が盛んに。室町時代には相撲も勧進興行と結びつき「勧進相撲」として行われてきた。今回の「勧進大相撲」は、1962年以来、62年ぶり(当時は大阪・四天王寺復興)に行われた。
報知新聞社