「毎日死ぬ思いで生活してます」2024年夏 猛暑と災害が暮らしを直撃
永利牧場 近藤博昭 牧場長 「脂肪分とかも若干薄くなっているような状況です」 およそ7万5千羽のニワトリを飼育している福岡県鞍手町の養鶏場です。 ニワトリは汗をかかないため体温調節がうまくできず、暑さで弱っていました。 野上養鶏場 藤井豪 社長 「通常だと1日6万個ちょっとは卵を産むんですけど今は5万個台なのでかなり効率は落ちてますね」 また、卵のサイズもLサイズの卵が3割ほど減っているということです。 ■野菜や果物にも影響 RKB 田中康徳 記者 「本来暑さに強いはずのバナナにも影響が出ています」 福岡県朝倉市のバナナ農園です。 バナナが日焼けしないよう、雨傘で日陰を作ったり紙をまいたりして対策していますが、ハウス内が高温になり、一部の木の葉が枯れています。 日照りが続いた影響で、オクラやキュウリなどの夏野菜にも影響が・・・ 福岡県久留米市の畑では水分が足りないため、オクラは固くなっていました。 ゆめ畑 太宰府店 増田哲也 店長 「例年は夏野菜のオクラ、ピーマン、トマト、ナスあたりが売り場に溢れかえるくらいありますが、時期によって出荷の波があり一時的に切れてしまう。キュウリは雨が少ないためにまっすぐ育たず曲がっている。ニンジンは温度が高すぎたため、種を蒔いても発芽しない。」 福岡市内の青果店では水菜や春菊、ほうれん草などの葉物野菜が3倍以上高くなっていました。 野口青果 野口豊さん 「ほうれん草も高くなっているよ。300円で買います?買わないでしょ」 ■地震で防災グッズに需要 8月8日には、宮崎県沖の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生。 気象庁は南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を初めて発表し、注意を呼びかけました。 ホームセンターや家電量販店には防災グッズを買い求める人が多く訪れ、一部商品が品薄になりました。 ホームセンター「グッデイ」では、家具の転倒を防ぐ「突っ張り棒」や非常用の水を入れる折りたたみ式の「ウォータータンク」がよく売れたということです。 ヨドバシカメラ博多店 平木友崇さん 「防災グッズの定番はモバイルバッテリー。スマホの充電やコンパクトに持ち運びができるので、より多くのお客様にお求めいただいています」